皆様、

あけましておめでとうございます

本年も宜しくお願いいたします


実は、
昨年末の忘年会と、
新年の挨拶での実家帰りと、
久々に我が息子と離れて暮らす娘と三人で地元の居酒屋へと…‥
嬉しくて調子に乗り、呑みすぎてしまい、、
二日の夜から急に体調不良。。最近具合が良くなったと思ったらまたフリダシに戻った様でモドカシイ(-_-;


★ 地元の「呑んべ横丁」この看板も数年で無くなるかも知れません…‥


★ 実家のルイちゃん(牝・六歳) 相変わらずオテンバ娘です!

そんな訳で、出だしから三馬身ほど出遅れてしまったところからスタートさせていただきます。……‥m(__)m

まずは、私の、今年の目標は 、
「映画館へ行こう❗」です。

昨年は、より多くの映画を観る為にAmazon primeやDVD等の室内鑑賞に明け暮れ邦画の旧作を中心に新作等、全て併せて合計で216本の作品を鑑賞出来ました。今年も、昨年同様に数多くの作品を観たいとは思いますが、出来る限り映画館へ足を運び2019年の新作を多く鑑賞出来るよう頑張りたいと思います!

そして、最終的に鮮やかな追い込みを決めて、勝利の年としたいと思います(?)👍

まだ体調もイマイチなので、、
年末に観た作品をまとめて四作品をダイジェスト版でご紹介いたします☝(手抜きみたいでm(__)m)

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『祇園囃子』
◇ 1953年作品
監督 : 溝口 健二
原作 : 川口 松太郎
脚本 : 依田 義賢
撮影 : 宮川 一夫
音楽 : 斎藤 一郎
出演 : 木暮 三千代、若尾 文子、河津 清三郎、進藤 英太郎、浪花 千英子、小柴 幹治


京都・祇園、、
家庭の已む無い事情で舞妓となったアプレ娘・栄子と身持ちの固い健気な芸妓の姐さん・美代春。上客・楠田の行き過ぎた接待の道具として使われる二人は同行した出張先の東京で、体の関係を拒絶し騒動を起こし、以来、置屋から出入禁止となりお座敷のキャンセルが相次ぐ様になってしまった。。
花柳界の厳しさに翻弄され、最後まで躊躇いながらも、しきたりに流されていく美代春の気丈さが切なく映る…


【木暮 実千代】さんと【若尾 文子】さんの美の競演に【浪花 千栄子】さん【河津 清三郎】さんら脇を固める俳優陣がとにかく秀逸でした! 

★★☆



◎○●◎○●◎○●◎○●◎○●◎○●

『山椒大夫』
◇ 1954年作品(大映)
監督 : 溝口 健二
原作 : 森 鴎外
脚本 : 依田 義賢、八尋 不二
撮影 : 宮川 一夫
音楽 : 早坂 文雄
出演 : 田中 絹代、花柳 喜章、香川 京子、清水 将夫、進藤 英太郎、浪花 千栄子、三津田 健、菅井 一郎、見明 凡太朗


大正五年に発表された森鴎外氏の原作より、、
平安朝の末期、困窮する農民を助ける為、将軍に反抗した事で、筑後へ左遷された平正氏の妻・玉木とその子供・厨子王と安寿が越後で人買いに騙され離れ離れとされる。


子供二人は大尽・山椒大夫の下で奴隷として過酷な労働を強いられる事になる、、それから数年が経ち、成人した二人だが、母の生存を知った安寿は母を救う為、兄・厨子王を向かわせようと逃亡させ、それを加担した事で罪に問われる事を避けようと、自らは池に身を投げ自害してしまった。。

そして、厨子王の山椒大夫への復讐が始まる…


弱者を助ける為に、将軍にまで楯突いた父の教えを守り抜こうとした家族の悲しすぎる運命、大きな代償を負い、正義が必ずしも勝つとは言い難い不条理の世界に辟易しました。。

【田中 絹代】さん【香川 京子】さんは、堪え忍ぶ強い女性として本作でも迫力十分でした!
山椒大夫役の【進藤 英太郎】氏、どんな悪役を演じられてもホントに達者な方で、敬服致しますm(__)m

★★★




◎○●◎○●◎○●◎○●◎○●◎○●

『グッド・フェローズ』

[GOOD FELLAS] (アメリカ)
◇ 1990年作品(ワーナー・ブラザース)
監督・脚本 : マーティン・スコセッシ
原作・脚本 : ニコラス・ピレッジ
撮影 : ミハエル・バルハウス
出演 : ロバート・デ・ニーロ、レイ・リオッタ、ジョー・ペシ、ロレイン・ブラッコ、ポール・ソルビーノ


ニューヨーク・ブルックリン、、
ヘンリー・ヒルの、悪に憧れた少年時代からマフィア『グッド・フェローズ』に仲間入りして成り上がり、そして堕落していく様を容赦なく描いていく、、大物マフィアのポーリーの下で、リーダー格で強奪専門のジミーとチンピラのトミーらと犯罪を重ね、徐々に名を上げ暗黒界で金と名声を手に入れるが、、麻薬に手を出してしまったヘンリーは、ポーリーからの信頼を失っていく。そしてCIAに追われたヘンリーが最後に下した決断とは?




『グッド・フェローズ』の皆さんのバカ野郎ども感が半端なく(笑)、大金稼ぎで無茶ばかりするジミー【ロバート・デ・ニーロ】、気にくわない奴は直ぐに殺害してしまうトニー【ジョー・ペシ】のヤバさと、クスリに自らハマっていくヘンリー【レイ・リオッタ】等、中盤からのカオスを終結させるのは、結局、復讐と裏切り……‥
本作は実話との事で、ヘンリーの半生が、ドキュメントっぽく淡々と進行していき、あまり仰々しくせず、それほど陰湿にならず、逆にコミカルに見せている所が狙いなのか、このドライな描写が却って良かったと思います。

この作風?その後のギャング映画への影響は、少なからずあると、私も思います(笑)

音楽は圧巻でロックの名曲が随所に散りばめられていてスコセッシ監督ならではのセンスが伺えました。

★★★☆


クレジット上ではデ・ニーロ氏がトップでしたが、、主役は紛れもなく【レイ・リオッタ】で、『フィールド・オブ・ドリームス』から本作を挟んで『不法侵入』までの黄金期(笑)は、私も結構好きでした👍

かなり久々の再見で、一人盛り上がりました!

◎○●◎○●◎○●◎○●◎○●◎○●

『大いなる旅路』

◇ 1960年作品(東映)
監督 : 関川 秀雄
脚色 : 新藤 兼人
撮影 : 仲沢 半次郎
音楽 : 斎藤 一郎
出演 : 三国連太郎、風見 章子、高倉 健、中村 嘉葎雄、南 廣、小宮 光江、加藤 嘉、八代 万智子、梅宮 辰夫、山本 麟一、東野 英治郎、



大正末期から凡そ30年、岩手県盛岡を舞台に鉄道機関士の六人家族の紆余曲折の物語。


ライバルだった同期が出世するのを横目に、惰性で蒸気機関車の助手をしていた若き日の岩見 浩造は、雪崩による脱線事故に遭遇する、、助かった岩見は、先輩機関士が息絶える直前にとった仕事一筋の行動に感銘を受け、退院後、生まれ変わったかの様に機関士としての仕事を全うして行く。早くに結婚して三男一女の子供を授かるが、長男を戦争で亡くし、三男も病死してしまうが、生き残った子供二人の幸せは、夫婦にとってかけがえのないものであった。。


そして定年となった岩見、、「あ~長い旅だったねぇ」「まだ残ってますよ」「これからだね~」ラストの老夫婦の安堵と希望に満ちた会話に胸を打たれました。。

【三国 連太郎】さんの頑固親父と【風見 章子】さんの変わらぬ優しさ、、お二人の三十年後の姿が素晴らしかった!

本作が、2018年最後に鑑賞した作品となりました。最後に相応しく、何かホッコリと暖かい気持ちになれる作品でした!

★★★




◎○●◎○●◎○●◎○●◎○●◎○●



最後に今年も余談で☝

⬆『大いなる旅路』のロケ地にもなっていた盛岡県渋民、、三年ほど前、仕事で訪れた時にその渋民から撮影した画像です。当時、委託していた業者が突然退職した為、急遽、月一回、岩手県を二泊三日で出張していました。。一関~奥州~前沢~北上~盛岡~宮古と、車に荷物を一杯積み込んで、気が遠くなる程のある意味『大いなる旅路』でした(笑)が、あの景色や地元東北の暖かい方々にお会いする事を楽しみにしていました。。結局、八ヶ月程の期間でしたが、いつかまた、今度はプライベートでゆっくり行きたい場所です👍