記念すべき、日本初の長編「総天然色映画」❗

前ブログの【高峰 秀子】さん流れで、もう一本!


◇ 1951年作品
監督 : 木下 惠介
出演 : 高峰 秀子、小林 トシ子、佐野 周二、井川 邦子、笠 智衆、佐田 啓二、見明 凡太郎、望月 美恵子




〈簡単すぎるあらすじ〉

北軽井沢、浅間山麓の村、
人気ストリッパーとして都会で成功を収めた、リリィ・カルメンこと、おきん(高峰 秀子)の故郷。

劇場の休業期間中、失恋で傷心の仲間・マヤ朱実(小林 トシ子)を誘って帰郷したが、、歓迎する姉・ゆきをよそに父・正一は、裸で踊る、淫らな商売をする娘が恥ずかしいと、、素直に喜べないでいる。。

カルメンが昔、恋心を寄せていた作曲家の田口(佐野 周二)は戦争で盲目となり、馬引きの妻・光子(井川 邦子)と息子と三人、貧しいながらも細々とこの村に暮らしている。。

せっかくの帰郷ながら、父や学校の校長先生(笠 智衆)には歓迎されず、、くさくさするカルメンは、ある事を思い付く!?


……………………
(★ネタバレあります)



浅間山の景観美しい村に、都会でストリッパーとして成り上がった娘・おきん(リリィ・カルメン)が帰郷し、村中がドキドキあたふたする、軽妙なコメディーと同時に、戦争の傷痕を背負い困窮する一家族を描くシニカルな悲喜劇。

中々、理解してくれない父、このままでは、錦が飾れないと……
朱美を巻き込み、この村でストリップ・ショーを行う事を決めたカルメン、、姉御肌の「はすっば感」が半端ない。。

早速、大々的に宣伝を始めるが、、
宣伝カーの横断幕に『ハダカ美人の乱舞』『裸芸術』と書かれていた。。時代ですね(笑)

そして、父には理解されないまま、、

ショーは大盛況に終わる。。

彼女達の「芸術」= 「ストリップ」には否定的だったが、、
ショーの稼ぎは結局、、全て父へ渡し、そのまま、学校への寄付金として大変有意義に使われる事になった。。

皮肉な結果ながらも、温情的に見せていて面白かった。。

あれだけ拒否し続けた父も最後は、、
「あんな娘でも、故郷に錦を飾れた、、」
と、やっと認めて貰えたカルメン。。

そして、何を言われようと、
アッケラカンとしたカルメンが清々しく男前!

そうです☝
カルメンは、人に迷惑など一切掛けず(?)、、
それどころか男達に夢を与える天使❗❗

どれだけ素晴らしい仕事をしているかと、
誇りに思い、胸を張って生きている👍👍


最後はみんな幸せに!!
カルメンさんにアッパレ👍★★

………………


戦争で盲目となった作曲家、田口【佐野 周二】さん、貧困の為、大切なオルガンを借金のカタにされてしまう不幸な家族、、

その田口先生が作った曲、、これでもか!と劇中で演奏されるが、、あまりにもマイナー進行の悲しい曲過ぎて、、切なくなります。。

只、カルメンが歌う主題歌は、中々洒落たメロディー!モダンな感じで👍


丸十運送社長【見明 凡太郎】さん。。ケチの守銭奴なんですが、、商売上手が功を奏す?皮肉な結末!オルガンを返還する太っ腹ぶりも見せて、オールハッピーエンド!


後半は怒りっぱなしの校長先生【笠 智衆】さん…「芸術」への造詣が深い?のか了見が狭いのか?

………………………

いつもの余談⬇
踊る二人を見て【ピンクレディー】を思いだし(?)、、そう言えば『カルメン`77』なんて曲があって、その曲の振り付けみたいな躍りをしてるなぁ?と思いましたが、、m(__)m私の勘違い…


⬆『渚のシンドバッド』の「セクシ~🎵🎵」⬇


★またまた、くだらなくてスミマセンm(__)m…



高峰秀子高峰秀子
2,592円
Amazon