『アメリカン・ビューティー』

【ケビン・スペイシー】が、順風満帆!乗りに乗っていた頃の主演作品でアカデミー賞主演男優賞まで獲得しています。。
現在、色々ありありで、彼に対する印象も変わってしまいましたね……残念ですが、、

公開時も見てますが、、後味悪く、
当時、どうも好きになれない作品でした。。

久し振りの鑑賞ですが、どの様な感想になるか……

[AMERICAN BEAUTY]
◇1999年作品
監督 : サム・メンデス
主演 : ケビン・スペイシー、アネット・ベニング、ソーラ・バーチ、ウェス・ベントリー、クリス・クーパー、ミーナ・スヴァーリ
★アカデミー賞 5部門受賞


〈簡単なあらすじ〉

広告業社に勤続14年のレスター(ケビン・スペイシー)は妻・キャロリン(アネット・ベニング)、高校生の娘・ジェーン(ソーラ・バーチ)と郊外の住宅地に住む一般的家庭だが、家族の仲は既に冷めきっている。
ある日、レスター夫妻は、娘のチア・リーディングを見に行くが、レスターはそこに居た友達のアンジェラ(ミーナ・スヴァーリ)に一目惚れしてしまう。
そんな時、隣には元海兵隊員のフィッツ(クリス・クーパー)家が引っ越して来るが、息子のリッキー(ウェス・ベントレー)は、薬物常習犯の上、ジェーンに好意を持ち、彼女の盗撮まで始めてしまう。。

その後、会社をリストラされたレスターは、自棄になり突飛で異常な行動を繰り返し、果てにはキャロリンは不倫、ジェーンはリッキーとの駆け落ちを計画する等、家庭崩壊の危機に瀕してしまう、、

そんな家族を凡そに、
レスターはアンジェラへの愛を成就出来るのか……?

…………………
(※ ネタバレ危険(# ゜Д゜))

この映画に出てくる全ての人が、、
病んでいます。。

それは、過度なストレス、空虚感、未来への絶望感で。。夢も希望も感じない、

社会の病巣が人を蝕んで行く…

小児性愛、同性愛、不倫、薬物、盗撮、拳銃所持、リストラ、虐待……そして家庭崩壊。

日本でも(拳銃以外は)毎日の様にニュースやワイドショーに取り上げられる様なwordですね、、


只一つ、、
前向きに進んでいる様に見えるのが、、アンジェラへのレスターの愛だが……?

彼女に好かれる為に、肉体改造に励み、男の自信がみなぎって行くところが、、痛々しい。。


家庭崩壊の原因のひとつとして、この小児性愛(ロリコン)を中心視している様に展開するが、最終的にその行為は未遂に終わる……

あの、経験豊富で卑猥な言葉を発し挑発する、早熟なアンジェラが実は処女と分かり、、ふと我に帰るレスター。。

そして、自分自身も虚勢を張るのを止めて、
平静を取り戻すと、、
家族の大切さを思い知り、改心へ向かおうとするが、、

アメリカの美しき良心が炸裂する図。。

あまりにも重いテーマのオンパレードだが、それを軽妙にブラックジョークを交えて物語が展開する、、

私にはやはり、前回同様、、
後味悪い映画という印象は変わりませんでした。。

特に、撃ち抜かれたレスターを、興味深く覗きこむリッキーの表情は身震いする程、空恐ろしく感じた。。。


☝注 : 後味悪いからと言って、作品自体を低評価するとは限らず。。逆にこの作品が社会への警鐘として評価されたのは当然とさえ思えます👍

「臭いモノに蓋をせず、、薔薇の消臭剤をかけたら、余計に異臭が増した。」、、m(__)m
みたいな映画でした。。

…………………

尚、
『アメリカンビューティー』とは赤い薔薇の品種名の一つらしいですね。。
薔薇の美しさと危うさと、腐り行く植物の劣化する儚さと、ストレートな語感「アメリカンの美」とを、掛けているとの事。。

このタイトルを決めた時、
既にアカデミー賞受賞の幸運が天から降って来ていたのかもですね。。?

それほどに、見事に社会風刺したタイトルです!

……………………………

【ケビン・スペイシー】に関しては、、『セブン』で存在を知り、これは面白い俳優が出てきたと思っていたら同年作品『ユージュアルサスペクツ』での演技が最高で一気に大ファンになりました👍
が、、その後、転落人生を辿る事になり、、
自業自得とは言え、残念ですね。。

フィッツ大佐役の【クリス・クーパー】の演技が絶妙過ぎて、、やはりこの人が一番の変人でしたね。。

話題の挿入歌コーナー👍
⬇ナニハトモアレ【GUES WHO】でしょ


その他、【FREE】の『ALL RIGHT NOW』や【THE WHO】の『THE SEEKER』等々、私好みのROCKが満載でした👍👍