主人は頚動脈解離からの脳梗塞で

現在も左半身麻痺という障害があります。

また右脳の半分以上の細胞がやられてしまっている

状態ですので高次脳機能障害もあります。


発症当時は命の危険もありました。

約6カ月半の入院後、今は自宅で生活しています。

(障害1種1級、要介護3)


脳の障害というのは本当に残酷なもので

身体が不自由なだけでなく高次脳機能障害に

悩まされ本人はもちろん家族も非常に辛い思いを

させられます。

また脳の障害の影響で頻繁にトイレに行ったり

外出もなかなか大変な状態です。

心無い事を言う人もいて傷つく事もあります。


そのような状態ですが菩提寺への参詣、

総本山へお登山も頑張りました。

去年は支部登山、添書登山と3回。

今年は初登山と添書登山をさせて頂いています。


初登山での御開扉の時、急に

『今年は色んな意味で変わる!』

っと言葉が飛んで来ました。

その意味が4月の添書登山で明確になりました。

主人が仕事を始めたいと言い出したのです。

しかし片手で出来る仕事があるようには思えない。

通勤の不安もあります。(1人では外出は出来ない)

現実的に考えてもムリなんじゃないかと‥。

でも御開扉前に総本山で突然言い出したので

2人で大御本尊様に御祈念させて頂きました。


5月末に障害者の就職支援をしているNPOの会社が

たまたま福祉課で相談会をしていたのでお話しを

伺いリモートワークのお仕事を紹介して頂きました。

会社へ見学に行って実際に体験してみて、

あれよあれよと採用になり今は自宅でお仕事を

しています。


今回関わって下さったNPOの方から

『今まで沢山の方々の就職のお手伝いをして来ましたが、今回のようにバタバタっと決まったのは初めてで

会社の中でもスゴイ!っと話題になっています。

こんなにスムーズに決まる事はないんですよ。

私達夫婦が何かスゴイ引き寄せの力を持っているように感じました。』っと言われました。


私達もひと月前は仕事始めているなんて想像も

していなかったし、ましてや在宅でお仕事が

出来るなんて思ってもいませんでした。

その上、会社も主人の障害や通院に配慮して下さり

とても有難い環境でお仕事させて頂いています。


就職が決まってすぐに菩提寺へ参詣させて頂き、

お寺の御本尊様にも御礼申し上げました。

そして御住職様にもご報告致しました。


日々の修行(勤行・唱題・折伏)、菩提寺への参詣、

総本山へのお登山と信心の基本をブレずにやっていく。

その上で御住職様の法話やご指導や

御法主日如上人猊下様の御指南を拝し

実践していく先に必ず何かしらの功徳の体験が

あります。

その体験を1人でも多くの方々に話していく事が

私達夫婦の使命であり僅かながらでも

広布のお役に立たせていただきたい‥

そのように感じている日々です。

 

辛い時も落ち込む時も絶望する日もあります。

その度に自分の業の深さや徳のなさに泣けてきます。


御法主日如上人猊下様は 

『信心とは、すなわち実践であり、体験であります。

 いよいよ信心強盛に自行化他の信心に励み、

 一生成仏の境界を築かれますよう心から願い‥。』

(令和4年3月6日広布唱題会)

っと御指南されています。


これからも正しい仏法(日蓮正宗)の教えを学び、

実践し、仏様(御本尊様)によって罪障消滅をさせて

頂き徳を積んでいく、また頂戴した功徳の体験を少しでも多くの方々に話して下種していこうと思っています。