早いもので、もう12月ですね。
一年はあっという間に過ぎていきます。
今日は我が家に起こっている事を
お話ししたいと思います。
10月29日、主人が会社で倒れて救急搬送されました。
近くの市立病院へ搬送され、造影MRIを撮ったら
脳梗塞と診断され、市立病院では対応出来ないので、
専門医のいる大きな病院へ救急車で再度
搬送されました。
倒れて2時間で大きな病院へ到着しました。
しかし、右脳梗塞の原因が右内頚動脈解離、
(何かのはずみで頚動脈の血管が破れて、そこから血が溢れて頚動脈を遮断してしまい脳に血液がいかなくなっていた)だったので、点滴でのノーマルな
治療しか出来ず、、、。
(頚動脈解離による脳梗塞は生活習慣とか関係なく、
若い人でも起こる交通事故みたいなものらしい。
脳梗塞の患者の500人に2、3人くらいの割合らしい。)
救急車の中では左の手も足も動いていたのに、
夕方会えた時には完全に動かなくなって麻痺して
いました。
若い人は状態が一気に悪くなるらしく、
主人の脳は浮腫んで、
『このままだと頭蓋骨で脳が圧迫されて
脳幹を潰してしまい
命の危険があるので、とにかく命を優先する為に
脳外科に頼んで一旦頭蓋骨を外して
浮腫みを逃す外科手術をします。』
っと言われEHCUへ運ばれてしまいました。
直ぐに菩提寺の地区長へ連絡しました。
地区長は御住職様へ伝えて下さり、
また、菩提寺の仲間達が夕勤行で当病平癒をして
下さって御住職様と共に御祈念して下さいました。
毎日病院から電話があり病状は厳しく、
私は必死に御本尊様に向き合い唱題をしました。
今日こそは良くなっているはずと思っても
病院からは悪い報告しかなく、また菩提寺へ
直接参詣し当病平癒の御祈念をしようと思っても
魔が競い菩提寺への参詣も出来ませんでした。
魔に負けて悔し泣きしながらソファーのクッションを
思いっきり叩き絶望しました。
(私は旦那さんを助ける事が出来ない、、、
もうダメかもしれない、、、。)
本当にドン底でした。
その時、菩提寺の御住職様と電話でお話しする事が
出来ました。
毎日まともに寝ずに唱題しているのに、
菩提寺への参詣も魔に負けて叶わなかった。
もう私では主人を助ける事が出来ない。
どうしてこうなるのか。
必死になる程、上手くいかない、、、っと。
御住職様は静かにパニック状態になっている
私の話を聞き、
『とにかくお題目を唱えていきましょう。
そして、あとは御本尊様にお任せしましょう。』
とおっしゃいました。
私は泣きながら、
『御住職様、御本尊様にお任せして、
主人がもしもの事があったら、、、
私は納得が出来ません。
御本尊様は主人を助けては
くれないんでしょうか?』
すると御住職様からキツく
『御本尊様を疑ってはいけません。
それはダメ。
疑いが晴れるまで唱題しなさい‼︎
私もこちらで御祈念しているから。』
とご指導頂きました。
ドン底の私でしたが、その時は
御住職様から言われたから唱題しようっと
思い御本尊様に向かい泣きながら唱題を始めました。
唱題をしていくうちに心が落ち着いてきました。
そして1時間程経った時に
“ 今は耐える時。事は必ず好転する。
一つ一つの物事に振り回されるな。
必ず好転する‼︎ ”
という不思議な力強い言葉が飛び込んで来ました。
ハッとしました。
御本尊様からのお言葉だ‼︎っと思いました。
その日の夕方、病院では外科手術に向けての
同意書を書かされました。
もう医師の間では着々と外科手術に向けて
準備をしているようでした。
次の日、病院から電話があり先生から
『検査の結果、浮腫みが昨日と変わっていない。
若い人は一気に浮腫むので昨日と変わりないと
言う事は不思議な事で、スゴく良い状態。
外科手術はもう少し様子をみます。
そして病状に対して本人(主人)の状態が
スゴく良くて。意識もしっかりあるし、
話もしっかりしているし説明も理解している。
これもビックリしています。』
っと言われました。
その翌日は菩提寺で御会式があり参詣させて
頂きました。
この御会式法要を境に、主人の脳の浮腫みは
キープ状態から減っていきました。
一先ず命の危険を脱したと医師からも言われました。
御会式法要から約1週間程で一般病棟へ移動出来ました。
御本尊様から頂いたお言葉通り、
主人の脳の浮腫みは酷くならず何日もキープして、
(耐えて)その後は回復(好転)したのです。
左半身麻痺も最初は全く感覚もなかったのが、
触った感覚や痛みの感覚も出てきました。
とは言え、左半身麻痺状態です。
主人の病状は山あり谷ありでしたが、
今はやっと病状が安定してリハビリ専門の病院へ
転院する事が出来、リハビリを頑張っています。
・主人が倒れた場所が会社の人が多くいた
場所だった事。(直ぐに病院へ搬送された)
・最初に搬送された市立病院は脳専門医がいない
にもかかわらず、何故か直ぐに造影MRIを撮った事。
(普通ならCTの撮影のみ)
・再搬送された病院は、優秀な脳血管の専門医が
いてチームで治療に当たって下さった事。
(市立病院からの造影MRIで直ぐに
頚動脈解離からの脳梗塞と診断された。)
・危篤状態にもかかわらず、早い段階から
ベッド上のリハビリをはじめた事。
・リハビリ病院と言えば、お年寄りが多く
暗い病院が多い中、系列の明るいリハビリ病院へ
待ちもなく転院出来た事。
(最低でも1カ月近く待つらしい。)
・リハビリ病院の医師、看護師、リハビリスタッフ
共に、とても親切で主人の回復に全力をあげて
下さっている。
(特に主治医は常に私達に寄り添って最善を
尽くして下さっている。)
主人の病気に関しても、これだけの功徳を頂いて
います。
主人の命が助かった後も、心配していた事が
唱題によって次々と解決していくのです。
御法主日如上人猊下様は、病について
『(可延定業御書)のなかには、
「夫それ病にニあり。一には軽病、ニには重病。
重病すら全医に値ひて急に対治すれば命猶
存す。何に況んや軽病をや。業にニあり。
一には定業、ニには不定業。定業すら能く能く
懺悔すれば必ず消滅す。何に況んや不定業をや。
法華経第七に云はく『此の経は則ち為れ閻浮提
の人の病の良薬なり』等云々
と仰せであります。
つまり、病には軽病と重病の二つがある。
重病といえども良いお医者さんに出会って
早く治療すれば、快復をして命を延べる事が
出来る。ましてや軽病が治らないことが
あろうか、とおっしゃっているのです。
問題は、良医に会うか会わないかということ
です。
私達がしっかりお題目を唱えていると、
諸天善神が必ず良医となって現れるのです。
運がいいとか悪いというのではなくして、
唱題をしていくところに、必ず諸天善神が
良医となって現れ、我々を守ってくれるのです。
ですから、お題目を常に唱えていくという事が
非常に大切なのです。』
(信行要文2 p142〜143)
と御指南されています。
私達は今回、この御指南の通り
身をもって体験させて頂いています。
主人の病気は一見不幸な事のように思えますが、
人は皆、過去世からの宿業を持っています。
主人は、この大きな宿業を御本尊様によって
今世で払う事が出来るのです。
信仰はどれでもいいと思う方が多いと思いますが、
正しい仏法、仏さまの元で信仰しなければ
いけません。
過去世からの業を払い、宿業転換させて頂けるのは
日蓮正宗の御本尊様だけなのです。
そして御法主日如上人猊下様の御指南にも
ありますが、御本尊様へ疑いを持たず、
お題目を唱えていくと、大きな病になっても
名医に巡り合え、また、先手先手で次の
治療に向けての病院(名医)に巡り合えるのです。
御法主日如上人猊下様の病についての御指南は
まだ続きがありますが、長くなるので
次回に分けてご紹介したいと思います。
また、主人の病気によって変化した我が家の事も
次回またお話ししたいと思います。