こんばんは。
最近気づいたことがある。
いつも同じ道を通って帰っているのだけど、多いときで週に1、2回に出会う子猫。
まだこどもなんだうか。小柄。
寒いのか見かけるときはいつも同じ場所で縮こまって小さい岩みたいだ。
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わたしはもともと犬派。
しかしある夜、お散歩していたときに最近歩けるようになりましたくらいの本当に小さな子猫にしばらく後をつけられ、最終的にはわたしのお相撲さんのような胸にポンと乗っていた。
もうそのときはすでに潔癖症を発症していたので叫びたい気持ちがあったが、でもなんだろう。
こんなにとっつきにくいわたしの胸に飛び込んでくる無邪気さ。
わたしがブサイクだろうが、性格がゆがんでいようが、頭が悪かろうが無条件に愛してくれる。
そう、おばあちゃんのよう(ちゃうやろっ)。
*
わたしの祖母は数年前に亡くなった。
その十年くらい前に祖母は倒れた。
そのあとはずっと寝たきり。
わたしは当時高校生。
はじめて身近な人の死を感じた瞬間。
とうとう来たかと思った。泣いた。
なのにわたしはすぐにはお見舞いには行かなかった。
今となってはなぜかわからない。
でも変なこだわりみたいなものがあってどうしても行く気になれなかった。
倒れてからどれくらい経ったあとだろうか。
どういうきっかけかはわからないけど会いに行った。
祖母がどういう姿になっているかわからない恐怖心、祖父たちから非難されるのではないかという自己保身の気持ちで会いに行った。
祖母と数年ぶりに再会。
おしゃれだった祖母の髪の毛は真っ白になり、完全に寝たきりの状態。
久々に会ったわたしをじっと見てひとこと言った。
「もう大丈夫やな」
記憶もだいぶおぼろげになっているけどもそのときのニュアンスとしては「きれいになったね。これで嫁にも行けるわ」という感じだったと思う。
自分がえらい目にあってるのにこんなに薄情な孫のことそういう風に言える祖母。
わたしにも祖母のようになれる日が来るのだろうか。
*
その小岩は近寄るとすぐ逃げる。
だから写真を撮ろうとするといつも同じ方向に逃げていく。
こっちを気にしているのかある一定の距離を保ってこっちを見てくる。
今日もいつもの道を通って帰った。
小岩はいない。
昨日もいなかった。
先週も見たっけかな……
しばらく見てないな~っと思ってたら、いたっ!
そしていつも通りこちらをにらんでいる。
でもなんだかんだで小岩との距離が縮まってるような気がしてちょっとうれしい。
次はいつ会えるかな。
それではよい夜をお過ごしください。
2022年2月8日
