祖父のことを思い出してます。
小学生の頃、夏休みの1ヶ月は、田舎の祖父&祖母の所に
毎年遊びに行っていました。

祖父の家の仏壇に小さな写真が飾ってありました。
それは祖父の弟、大叔父の写真。
大叔父は戦争で亡くなりました。

祖父は物静かであまりしゃべらない人でしたが、
とても愛情あふれるおじいちゃんでした。

当時子供だった自分はその写真に気をとめることは
ありませんでした。
ただ一度だけ、「これ誰?」と聞いたら、
祖父が「おじいちゃんの弟だよ。戦争で死んだんだよ」
と話してくれた記憶があります。

祖父が亡くなった数年後に親戚に会う機会があり、
祖父の話をしたとき、叔父たちからたくさん話を聞きました。
祖父は大叔父が戦争で亡くなったあとから、
人が変わったように、話さなくなったと….。

祖父は長男、亡くなった大叔父は一番下の弟。
当時の日本は家族、兄弟、両親への思いは
今の時代とは違う意味で強かったんだと思います。
(今の時代と比較しているわけではありません)
祖父は長男でしたから、特にその思いが強かったんだと思います。

大叔父が亡くなったのは祖父のせいではありません。
戦争です。
ですが、祖父はずっと責任というか、申し訳ない思いをもって
生きていたんだと思います。
「オレが(弟の)代わりに…」という言葉を叔父たちは
数えきれないほど聞いたと言ってました。

その思いを亡くなるまで持ち続けていたんだと。
今、自分がこの歳になって、その事を思うと、
涙があふれてきます。

戦争なんかしちゃダメにきまってる。
祖父や大叔父や、先祖が命をかけて国を守ってくれたからこそ、
今、僕たちは幸せなんだ。

今日は祖父や祖母のことを思い出しながら
一日を過ごしたいと思います。