10年ぐらい前に
「DEEP PURPLE」のライブに行った時の事。
*「DEEP PURPLE」=1970~80年代に活躍した、
当時、世界最強のハードロックバンド
ギタリストのリッチーが脱退していないので、
あまり気乗りがしなかったが、
ゲストの歌を聞きたくて足を運んだ。
何故かそのライブのゲストが、
ハードロック&ヘヴィメタルのヴォーカリストの
スタイルを確立した人。
「ロニー・ジェイムス・ディオ」だった。
20~30代で活躍したハードロックの人達が、
50代を過ぎて日本に演奏に来る。
失礼ながら、当時の面影すらない人もいる。
「DEEP PURPLE」のヴォーカリストは
持ち味だったハイトーンが出なくなって、
オリジナルよりかなり低いKEYで歌っていた。
当時のイメージを求めてるわけではないけど、
アロハを着て、マラカスを振って歌っている姿を見て
さすがに目を伏せてしまった。
その後に、ゲストのロニーが登場し
会場の空気を一瞬で変えた。
その鬼気迫る歌声に観客は一斉に立ち上がった。
60歳まで努力し続けてきた人と、
途中で諦めた人の違い。
本物のプロフェッショナルを感じた。
その圧倒的なパフォーマンス。
会場にいた全員が痺れたと思う。
その数日後。
購入した音楽雑誌に、
ロニーのインタビューが載っていた。
「ヴォーカリストとして、年齢を重ねる事をどう思うか?」
という質問にロニーが答えていた。
「確かに体力的にも若い頃とは違う。
疲労もするし、回復も遅い。
......僕は、若いヴォーカリスト達を認めるよ。
僕に今、あのパフォーマンスはできないかもしれない。
でも、今の年齢の自分でしか歌えない歌があると思う。
僕はまだ諦めてはいない!」
あの年齢で、あの歌を歌うのは並大抵な努力ではないだろう。
人生の全てを歌に捧げているヴォーカリストの言葉の重みに
深く感銘を受けた。
そのロニーが先月、天国に旅立った。
昨年から闘病中と聞いていたけど、
早期発見で治療中だと発表されていたので、
復活を楽しみにしていたのに.....
悲しい。
あの魂の歌はもう聞けないのか。
http://www.youtube.com/watch?v=uchLFj-HIN4
67歳までハードロックを歌い続けたロニーは
ハードロックを愛する世界中の人達にとって
永遠の誇りだと思う。
オレの中にも、ロニーの歌がいつもど真ん中にある。
今夜は祈ろう。
ありがとう、ロニー。
Rest in Peace Ronnie.
