医療コンサルティングSの高野聖義です。
先日、医療機関のミーティングに参加した際に、
「基本行動」の再確認という話が出てきた。
医療機関において、医療事故を避けるというのは当然なのですが、ヒューマンエラーはなくなりません。
思い違い、思い込みなどの先入観からのミスや、ミス発生の可能性を認識していないために発生するミスなど、様々なものが存在します。
しかし、このようなエラーはなくさなければなりません。
日本看護協会の発行している「医療安全推進のための標準テキスト」では、以下の内容を取り上げて、事故防止を伝えています。
(1)指示出し・指示受けの標準化
(2)患者誤認防止
(3)誤薬の防止
(4)転倒・転落の防止
(5)医薬品・医療機器の安全使用
医療事故防止には、組織全体での取り組みが必要です。
ヒヤリハット、インシデント、アクシデントの共有などは、必ずやらなければならないのですが、クリニックの場合、その情報提供を定期的に行ってないということも多いようです。
病院と違い組織的に小さく、情報が伝わっているという認識を持ってしまうようです。
医療安全管理指針の再確認からスタートし、常に見直しが必要です。
安全な環境を作り上げるためには、継続をしなくてはなりません。