医療コンサルティングの高野聖義です。
2014年の診療報酬改定の方向性が出ています。
多くの診療科目に影響を与えそうですが、今回は眼科の診療報酬改定について
考えてみましょう。
短期滞在手術基本料の見直しがあります。
これは、短期間の入院を前提としているので、適応となる医療機関が
どこまでなのかにより大きく変わってきますが、
流れとしてはあまり良くないようです。
手術点数の発表はまだ先ですが、かなり減少してしまうことが
予見されます。
この中で、いかに経営状況を改善していくのかということを考える必要があります。
一般に眼科診療所はかなり収益が上がりやすいと言われていますが、
放漫経営で乗り切れる状態ではありません。当たり前ですが。
収益バランスからすると、手術により収益が大きく貢献している医院が
多く、今回の改正はターニングポイントになると予測されます。
これからの1年間でやらなくてはならないのは、
いかに収益を確保できるかどうかです。
今までのような経営を続けていると苦しくなると予想される医院は数多く
あります。
何もしなくても良い時代は終わりを告げようとしているのかもしれません。