医療コンサルティングの高野聖義(昌則)です。
この仕事をしていると、医療に関する情報について質問を受けます。レーシックでいい医院はないの?インプラントでいい医院はないの?など、医療機関を教えてほしいということが多いのです。
このような場合にかなり悩みます。関係性は深ければ深いほど、苦しくなります。
どんな治療法にも、良い点、悪い点があります。良い医療機関でも、良い点、悪い点はあります。これはどんなものにも存在します。
その中で、たくさんの話をしなくてはならないために、情報量が多くなります。しかし、量が増えれば、理解できない事が多くなり、最終的な結論を求められます。この場合は、かなり短絡的な話になってしまいます。
テレビの影響のためか、一つの情報を一つの方向だけで見る傾向にあります。これは全ての人に当てはまります。例えば、今流行っているお笑いという分野で考えると、テレビではテロップが出ますので、この部分で笑ってくださいという情報を伝えています。人はここが笑いどころですよと、知らせてあげないと笑わないのです。ボケと突っ込みの関係が存在することと同じですね。しかし、テレビでこれを行うと、完全にテレビに支配されます。このような話は面白いモノなのだと刷り込みがされ、一般社会で流行っていくのです。通常の会話の中で、テレビのギャグが流行るのです。
笑いすら誘導されているのですが、誰も気づけない。そして、誘導されないと、どうもしっくり来ないということになるのです。これが、思考力を低下させ、自分の感性を鈍らせるのです。
話を戻します。どうしても、結論を聞きたいという気持ちはあるのですが、少しだけ考えていただきたいのです。今の状態で大丈夫なのかということです。良い点、悪い点を聞いて混乱するのではなく、自分で結論を導いていただきたいと思います。