眼科医院、歯科医院など診療所の医療コンサルティング 高野聖義(昌則)です。
日本全体が、手間のかからない時代です。そのため、今までの単純作業が仕事ではなくなってきています。そろばんを弾く仕事は、コンピューターのチェック、テンキーで数字を入力する仕事に変化しました。一個一個をそろばんではじいて計算することに必要な人員数、時間と、コンピューターの入力、チェック時間で必要な人員数を比較すれば、どれだけ人を必要としない時代になったかがわかります。
電車に乗る時も、今までは切符を切る役目の人が必要でしたが、自動改札機という機械が人の代わりを勤めています。一駅で、3名くらいの駅員の方が人員削減されたのではないでしょうか。全国のJR
の駅で、4600駅以上ありますので、平均2名くらいの必要人員が削減されたとしたら、9,000人以上の人の仕事がなくなったのです。
当然、仕事がなくなった分、他の仕事も増えます。自動改札機の故障やチェックの人員、コンピューターのチェックなどの人が増えますが、切符を切るという仕事と比較した場合、必要となる知識も全く違っていますので、配置転換のための専門教育が必要となってくるのです。
コンサルティングという仕事上、医療機関の経営効率化を提案します。人件費を抑制し、効率的な診療を行うためにはどうすればいいのかということは常に考えるのですが、これが日本の社会としてどんな結果をもたらすのかを考えると不安になってくるのです。
雇用を創出することが、日本の社会には必要です。医療事務の募集をかけると、100名ほどの応募がある時代です。仕事に飢えている時代なのだと思います。
ない頭をしぼりながら、新しい雇用を創出するビジネスを生み出さないといけないと痛烈に感じてしまいます。うーん、考えましょう!何かをやりましょう!