医療コンサルティングの高野聖義(昌則)です。
医院の成長が進んでいくと、どうしても医院の改修、増床、移転など、ハードに手をかける必要が出てきます。長年お付き合いしている医院で、最近多くのリニューアルのお話を受けています。
医院のリニューアルには、多くの問題を解決していく必要があります。借入金を起こしながら、返済が出来なくなる事を不安視し、銀行との交渉、建築会社との交渉など多くの交渉が生まれてきます。
この交渉をしっかり実施していく必要があります。特に銀行との交渉は、リニューアル計画が生まれた段階で、大きな要素となります。今までの資金繰りなども影響を与えます。銀行も経営が順調な医院にお金を貸したいと考えますし、現在の資金繰りが良くない医院にはお金を貸したくないと考えています。
お金の借り方ということは、いろいろな本が出版されています。面白い本として、株式会社武蔵野の小山昇社長が書いた「小山昇の“実践”銀行交渉術 無担保で16億円借りる」などの本があります。
銀行との交渉を行い際に何か必要なのかという事を書いています。銀行は産業を発展させるために重要な役割を果たしています。しかし、銀行も企業ですので、できること、やりたいことがあります。その考え方を理解していくことにより、交渉は楽になってくるものだと思います。
自分で事業を始めると、資金をいかに使っていくかということを常に考える必要があります。私も会社の社長として考えると、資金繰りをしっかりと考えていく必要性を常に感じています。そして、現金の強さをヒシヒシと感じる毎日です。
どんなビジネスモデルでも、資本主義の社会にいる間は、お金との付き合い方を工夫していく必要があります。単に不動産投資や金融投資をしなさいという訳ではありませんが、お金との距離感をどう持ちながら、経営を考えていく必要があると言えます。