先日石巻市に行きました。被災現場を見ると、頑張れ日本とは言いにくい雰囲気です。
今は生活面での支援から、産業面の支援に移らないといけないとつくづく感じました。
石巻市には工場がいくつかあります。今回の被災地であるエリアには、大手企業の工場がいくつもあります。その中で規模が大きい工場が製紙工場です。
製紙工場では、2,000人規模で勤務する人がいました。しかし、津波で大きな被害を受けているエリアでもあります。
津波が来るかもしれないエリアで、新しく工場を建築するということは考えにくく、復興には莫大な投資と、時間が必要です。


大きな被害が残っています。決して個人の頑張りでどうにかなるレベルではありません。
被災地の住民の方は粛々と毎日を過ごしています。
本当に必要なのは、産業としてサポートできるのかということです。
東北地区ブランドを全面に打ち出し、東北産を徹底して購入していくような活動こそが被災地を救うのです。
自粛するから、モノを買わないのではなく、被災地を助けるために消費する必要があるのです。
国産の製品を買うのではなく、東北産のものを買うというようなブランド作りこそが、今後の復興の手がかりになります。
物産展でモノを買うのではなく、普通の生活の中で東北産のものを買う。食品以外にもたくさんの商品を東北で作っています。車の部品の中にも東北産がたくさんあります。
メーカーもコストだけを考えて輸入品を使うのではなく、コスト高になっても東北エリアの部品を使うような生産活動、消費活動が必要なのではないでしょうか?
自動車のオプションの中に、東北エリア復興オプションがあってもいいかもしれません。いろいろなアイディアが生まれると思います。
真剣に日本経済を考える必要があると言えます。