コミュニケーションによる信頼性のアップ | 経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルタントが語るビジネス情報。医療機関の医療コンサルティングにまつわる「ここだけの話」や、最新ビジネス事例について解説。

眼科医院、歯科医院、整形外科の医療コンサルティング 高野聖義(昌則)です。


ある技工所では、納品時に歯科技工士から必ず電話を入れているという話を聞きました。通常の歯科技工所の場合、営業マンが顧客対応しているために歯科技工士との連絡を入れない傾向にあります。


歯科技工士業界の場合、独立開業という目標が歯科技工士の目標です。そのため、顧客と連絡を取り、対応させていくことで、既存顧客を奪われて開業されるというようなケースが多くあります。


しかし、個人開業で大きく成功するためにはかなりの労働時間を割かなくてはなりません。徹夜で仕事を仕上げるということも常にあるようです。しかし、歯科技工業界は新しい技術に対応するために、技工物製造のための設備投資が常に必要となります。その中で独立し、成功されるということは難しいという現状もあるのですが、独立すればバラ色という意識はどうしても残っているようです。


しかし、製造と顧客との緊密な関係性は、重要なファクターです。これはこれからの時代で常に重要な要素になります。人と人との関わりが今まで以上に重要になってきます。その中で、納品時に電話を入れるという対応は、顧客との関係性を濃くするための第一歩であると言えます。