整形外科の効率化対策2 | 経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルタントが語るビジネス情報。医療機関の医療コンサルティングにまつわる「ここだけの話」や、最新ビジネス事例について解説。

整形外科、眼科、歯科医院の医療コンサルティング 高野聖義(昌則)です。


効率化のポイントとして、重要なポイントが4つあるという話をしていましたが、今回は問診力についてお話をしたいと思います。


問診力とは、患者さんの情報を正確に把握する必要があります。この正確な把握するということが一番の課題です。そのためには、医師の力が必要であることは勿論なことです。


しかし、医師の力に頼る訳にはいきません。この問診の時間が診療にとって大きな時間になっていると言えます。問診の内容をベースにして、診療を行うので正確な情報は重要なことです。重要である問診をいかに他の職員の方に対応していただくのかということが課題になります。


通常、患者さんへの問診は、看護師などが対応しているケースが多いのですが、これを一般の職員にお願いするようにしなくてはなりません。では、どのような情報が必要なのでしょうか?


これは医師の診療を調べる必要があります。新しい薬を処方した患者さんに対しては、薬の効果を確認する必要があります。そのためには、薬の内容を理解する必要があります。どんな効用があり、副作用があるのか、そして、思った効果がでないのであれば薬の飲み合わせの弊害が原因かもしれません。その点を理解しながら、どんな薬を飲んでいるのかということを確認していく必要があります。
つまり、薬についての情報を正確に把握する必要があるのです。


このように問診に必要となる知識は多々あります。この知識を習得していただく必要があるわけです。
熟練した職員の方の力が必要となると言えるでしょう。


しかし、熟練した職員の方を確保することには、お金と時間がかかります。すぐは導入できないわけです。


弊社で推奨しているのは、効率化を推進する新問診制度です。この問診制度では、初期レベル問診と、通常問診を区別し、誰でも初期レベル問診ができるような工夫をしています。ツールを使いながらの問診システムを導入することにより、誰でも問診レベルが一定になるようにしているのです。


問診レベルの水準を一定化することで、診療はかなりスムーズになります。電子カルテでも、紙カルテでも対応できる新しいシステムです。


今までのやり方を少し変えるだけで、大きな効果を上げることができます。