眼科医院、歯科医院、整形外科の診療所医療コンサルタント 高野聖義(昌則)です。
レーシック手術は、リーマンショック以降の不景気の問題と感染症への恐れから急激に患者数が減少しましたが、この春から少し患者数も戻りつつあるようです。
実際、レーシック手術を受けて成功した方は多く、快適な生活を送っています。しかし、レーシックがうまくいかなかったと訴える患者さんも多くおられます。
見え方というのは、本人の感じる状態によります。数値的に問題がなくても、問題があるという患者さんもおられますし、手術自体の難易度が高く、リスクをしっかり説明しなくてはならないような患者さんもおられます。
本人と、手術を行った医院での問題ですので、手術を行った後ではなんともできないというのが実際の状況だと思います。
どんな手術でも、リスクは多く存在しております。どんなに医療技術が進展しても、何かしらのリスクがあります。また、手術後の点眼を忘れる、手術後すぐから運動を始めるなど、リスクが高くなる行動を起こす人も多くおられます。これはリスクを理解していない行動だと受け止められます。
自分の2つしかない目に手術をするのですから、しっかりリスクを聞き、理解し、その上でリスクを軽減させる生活を行っていただきたいのです。
自分勝手に考えて、これもいいだろう、これをやってもいいいだろうというような判断をするような患者さんが増えているようです。手術自体はいいものです。しかし、その手術を良いもの、悪いものにするのは、患者さんの問題であることが多いようです。