眼科医院、歯科医院、整形外科の診療所経営コンサルタント 高野聖義(昌則)です。
医院の経営を円滑に進めるためには、院内のスタッフの意識統一が必要です。これは細部にわたってすり合わせる必要があります。
待ち時間対策などが典型的な例ですが、受付で時間がかかり、検査・処置で時間がかかり、診察・治療で時間がかかり、会計で時間がかかります。その中で全体適正をいかにとるかという点が大きな課題です。
各部署内での意識統一、そして部署間での意識統一をしなくては、待ち時間を減らすということは難しいと言えます。意識統一は細部にわたって行う必要があります。細かなパターンを積み上げていく。そして何のためにやっているのかという点をすり合わせる。また同時に部署間のギャップを理解する必要性があります。
自分の部署では当たり前である認識と、他部署での認識は違います。受付部門から考えると来院して受けが終了したら待合室から中に誘導したいと考えます。検査部門や診察部門などにとっては準備ができてないのに移動されるとその後のオペレーションに支障が出ます。このように部署間のギャップがあるのです。この部署間のギャップをいかに解消していくのかという点が重要です。
医院の一体化の実現には必須の課題であると言えます。