医療コンサルタントの高野聖義(昌則)です。
営業会社でコンサルティングを行う際、若手と話していると、あまり成長しない若手がいます。また、今の業務に忙殺されてしまい仕事にたいしてネガティブになっている若手がいます。
そのような若手に理解して欲しいことは、今の給料や環境がなぜ出来上がっているのかということです。
若い社員は給料部分を稼いでいないケースが多いです。しかし、会社しては給料を払います。
もらっている給料以外に本人の福利厚生費や家賃補助、営業で使う電話代、営業探すためのダイレクトメール代、仕事をしてお客様からいただくために発行する請求書発行、請求書発送などなど、自分の仕事を行うためにかかる全ての費用を考えると、それだけの分を稼げている若い社員はいません。
自分の仕事をやる前提として、組織内のいろいろな仕組みの中で仕事をしています。
しかし、若い社員は自分のことだけしか目に入りません。
営業事務の方や、経理の方にサポートしてもらって初めて仕事ができていることを忘れます。
自分だけで仕事をしていると勘違いします。
また、若い社員の方の生産性は低いのです。若い社員がもらっている月給を法定労働時間である160時間程度で割ると、時給は1,000~2,000円です。会社組織を維持していく、会社の仕組みを活かす為にはアルバイトよりも高い時給の若い社員を入社させ、育成させていく必要があるために多くの新入社員を採用していきます。
このような仕組みを若い社員は分かりません。自分の目の前の仕事をこなすことだけに目が行き、どうしても自分の仕事をいろいろな人にサポートしてもらっていること、さらに他の社員のサポートを行う必要性の理解ができないのです。
しかし、これは若い社員の責任ではありません。経営者や上司などの責任です。
常にその若い社員の仕事が他の社員、お客様に影響を与えているかを伝える必要があります。
常にその若い社員と他の人々との関係性を伝える必要があると思います。
時間をかけて教育する必要があるようです。
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