医療コンサルタントの高野聖義です
インターネットという世界は、身近な人には大変近いものであり、知らない人にとってはあまりにも遠い世界です。
例えば、インターネットを身近に使っていた大学の医局にお勤めのドクターにとっては、なくてはならないものであり、あまりインターネットを使っていなかったドクターにとってはインターネットは必要のないものなのです。インターネットを使っていないドクターにとっては、診療所のHPも必要のないものであるという認識が強いようです。
しかし、現在、インターネットの普及率が急激に上がっています。通常インターネットを使っているドクターは、すぐにHPを作り、インターネットの世界でも自分の医院を伝えていこうと考えています。しかし、インターネットを使っていないドクターにとっては、いつまでも必要のないものなのですから、この両者の違いは大きく医院経営にも現れます。
例えば、競争の激しい歯科医院の業界では、HPを作るのは常識であり、SEO対策などを使ってさらに多くの患者さんに見られようと努力しています。
しかし、あまり患者さんの来ない医院はHP自体が弱いのです。患者さんが読むものという認識がなく、どちらかというとドクターとして医療について説明するようなHPを作ってしまうのです。
この両者の違いは大きいのです。
患者さんを意識したHPからは、多くの患者さんが来院するのですが、そうではないHPには、患者さんは来院しません。
さらに、現在のインターネットの世界は専門の技術者が競いあう時代になっています。SEO対策しかり、ブログ活用しかり、やはり専門技術者のテクニックは侮りがたいものがあるのです。
◆今、医院のサイトはありますか?
◆アクセス解析はしていますか?
◆HPをさらに魅力的なものにするための努力をしていますか?
これらは最低レベルの内容です。上記の内容すらできていないHPが多いのが実情なのです。しかし、専門家任せでは、うまくいかないのです。この点を意識しながら、自医院のインターネット対策を検討していただきたいと思います。