昨日の朝はよく寝られなくて、起床後は、頭も体も重かった。

理由は昨日書いたとおり。

同室の退院する方が、退院を控えて不安定になり、一晩中、不審な挙動を続けてくれたからだ。

(ついでに書けば、今日の内容は、昨日アップする予定だったもの)


なので昨日は、お昼までベッドの上で過ごした。

午後の一時から理論物理学の本に向かい、読んだ場所をノートにまとめようとするのだが、なかなか素直に頭に入っていかない。

まとめられない。

頭に抵抗を感じた。


二ページほど進んでは、休む。

また進んでは休むを繰り返していた。


文字も思ったようにかけない。

気が焦る。

さらに文字が乱れる。

無理な力が入るからだろう、腕も肩も痛くなる。


で、チョットだけ考え方を変えてみた。

ほんのチョットだけ。


でもこれは、もしかして劇的効果?


今後も検証を重ね、またここでその内容を書いてみたい。



一昨日の朝は、なかなか大変な目に遭った。

夢の中のような、そうでないような、半覚醒状態の中で、とても不思議で不快で、恐ろしい目に遭った。



精神病院の閉鎖病棟なので、まぁ色んな症状の人がいる。

そのような場所なので、統合失調症のような症状を見せる人もいる。

私が入れる病棟なので、そんなに重症そうには見えないが。


私の隣のベッドの人がそうだし、隣の病室で、私のベッドとは壁一枚隔てた隣にいる人もそうだ。


朝早く、三時半頃にはけっこう覚醒状態になってしまった私の耳に、どちらからかは定かではないが、声が聞こえた。

(今なら分かる。私にヘッドロックをかけた同室の患者さんの方だ。今朝はまったく聞こえなかったもん)

何を言っているのか分からない程度の音量で。

しかし、断片的に内容が聞き取れる場合もある。

中には、けっこうヤバそうな内容もあったりする。

(一昨日の朝の段階で、彼は既にかなり不安定だったのだ。おかげで今日の私は右肩から右腰まで痛みが残っている)


おそらくは、たまたま私の耳に入ったつぶやきが呼び水になって、何らかの記憶が、私の中から引き出されたのかもしれない。

そうではなくて、本当にそうしたつぶやきを聞いたのかもしれない。

本当に判然としないのだが、そのつぶやきで、私は心理的に追い込まれてしまった。

具体的には真言密教系のマントラって言うのかな、そうした類の声で、私の頭が満たされてしまったのだ。


そして頭の中に現れたのは、なぜか猫だった。

猫が恐ろしい形相で、私に襲いかかってきた。

私は必死に、何かを口ずさみ、両手で身を守り抵抗した。


しばらくして気づいたら、朝食の時間になっていた。

途中、軽く覚醒を何度かしたようだが、まるで疲れ果てたかのように、まったく体を動かせなかった。


結果として、今までになく寝られたような感じは残ったのだが、まぁ、私は驚いた。



今日だから分かるのだが、隣の方の病的なつぶやきが、私にヨロシクナイ影響を与えたのだろう。

三時半ぐらいから眠りが浅くなるのは、今日になっても相変わらずなのだが、上に書いたような現象は、私の中で起きていない。


先ほど、回診で回ってきた主治医から、昨日のできごとで平身低頭な謝罪を受けた。

ま、こういう病院なので、この手のトラブルを完全に防ぐことは難しいよね。

相手が私で良かったんじゃないですかと、私は笑って流した。