今日は自分のペースで起きればよかったのだが、午後1時には、寝ているのが身体的に辛くなって、仕方なく起きる。
体は大丈夫なのに、頭は起きるのを拒否する。
床から起き上がって着替えるまで、30分ばかりも要する。
その後も、ゴロゴログダグダ。
頭の調子が明瞭になってきたところで、椎名林檎を大音量で。
(それまでも、ずっとアニソンをかけてたんですが。私は一晩中、スピーカーを鳴らして寝てるようなヤツです。その方が寝られるんです)
その後は、ドヴォルザークの「新世界から」などを。
5時を回ったところで、男性宅におもむくのです。
調子が特に悪いようには見受けられません。
しかし、昨日に引き続いて、またもや医師に対する不信感をグダグダと語る男性。
聞いてくださいよ。
オカシイでしょう、これ?
いや、あなたのその様子が、オカシイから。
とは、間違っても口に出しては言えません。
黙ってウンウンと頷きながら、男性の話に耳を傾けつつ、ジッと男性の表情、動作、姿勢を観察し続けます。
話の内容よりも、そちらの方が重要です。
表情の変化が乏しい。
口では医師への不信感や怒りをぶちまけるが、表情に怒りが表れない。
そもそも、話を聞き続けていくと、次々に事実誤認、記憶間違いや、そもそも重大な事実が記憶から抜け落ちていることが、ハッキリと認められる。
そして、今までなら口をついて出てきていた、日常的な簡単な単語さえ出てこないで口ごもったり、私に問いかけるような仕草を示したりする。
これは、色々危ない!
この状態で、ネガティブ思考のループに陥っているのは、とても危険。
少々粗っぽくなる。
下手をすれば、私が男性から拒絶されるようになるかも知れない。
しかし、強引になっても、ココはネガティブな思考を断ち切るべき。
なので、私個人の経験を紹介し、いかに男性が小さいことにとらわれすぎているかを力説する。
口答えしてくるが、それにも畳みかけるように、さらに強烈なエピソードを添えて、自省を促す。
そして出てきた言葉が...
ワシはガンでは死なないと思う。
その前に腎臓や肝臓が弱って死ぬと思う。
(ウン、それに心臓も加えて、私も深く同意だよ)
さらに、こう告げられた。
今日、実の妹から電話があった。
ワシが死んだら、葬式に来てくれと言っておいた。
男性の場合、お葬式を出せない事は、既に何度か言ってあるんだがなぁ...
一事が万事、こんな調子。
順調に、全てが衰えている。
そういう状態で、負の思考スパイラルに陥るのは、本当に危険なんだ。
無意識のうちの徘徊行動や、幻聴、幻覚を起こすことだってある。
そんな状態にあるにもかかわらず、今日は近所のコンビニまで、自力で買い物に行ったそうだ。
それはきっと、とても危うげな足取りだったのだろうと思うのだが、あそこまで往復できた事が、驚きだ。
先月は、そのコンビニで意識を失って、病院に運ばれたというのに。
正直なところ、男性の話を聞いていて、私もかなりカリカリきた。
まだ言うか、この人は!って感じで。
しかし、これは致し方のないことなのだ。
衰えは、こういう形でも現れ得るんだ。
ゴールデンウィーク二日目。
本番はまだまだこれからだ。