お昼には起きて、男性の様子を確認に行こうと考えていたのだが...
どうにも起きられない。
どうやってもあらがえない。
やっと起きられたのが、午後の2時。
簡単に身の回りの用事を済ませ、男性宅に伺う。
呼びかけに返答がない。
勝手に上がる。
いびきをかいて寝ている。
(こうして時間があれば体を休めているので、自宅生活が継続できているのだと思う)
立派に生きている証拠だ。
ならばイイ。
明日に予定されている、検査と診断の予約時間を、勝手に再確認させてもらう。
辞去したその足で、明日、車を出して下さる方を訪問。
既に確約済みではあるんだが、だめ押しの前日確認。
改めて頭を下げる。
こういう所ばかり、妙に潔癖なのが、私だ。
(だから疲れるのに)
日中は、暖かな陽光に照らされて、体も温まった。
が、夕方が近くずくにつれ、辛くなる。
椅子に座っているのも辛い。
夕方6時に男性宅を再訪問。
お元気なのを確認。
明日の時間を確認。
朝食を抜くことを確認(すっかり忘れている)。
飲んではいけない薬(糖尿病薬)を、あらかじめ除いておく。
こうした細々としたことを、自分で管理できなくなっている。
今日は洗濯を自力でやっておられたが(退院後も私が洗っていた)、決して無理だけはしないようにお願いする。
まぁ、もう無理はできないハズなんだが。
少々、談笑を楽しむ。
話が、骨壺に入った後の事になる。
良い機会だと、「一応知っておいて下さい。まぁ入っちゃった後の事だから、どうしようもないことなんですけど」と前置きして、いざという時のその後の話しをする。
男性も、相手が私だから、笑って応じて下さる。
私の前なら、覚悟はとっくにできていると、開き直れる。
今はそれでいい。
5月に、息子さんのお嫁さんが、男性に会いに来る話になっている。
良いことだ。
良いことだが...
間に合って欲しいなと思う。
同時に、それまで頑張るのは、とんでもなく辛いぞとも思う。
これを、さらに耐えろと言うのか、とも思う。
男性も、私も。
(息子さんご夫婦はご夫婦で、既に自分たちの居住地域に転居してきて、自分たちの近所に住まわないかと、ずいぶん前から提案している。だが、男性が頑として首を縦に振らない。そうだろうなぁ。仕方がないよ。男性に代わって、その心中の一端をLINEで語ってはあるんだが)
どの道、胃ガンで、たぶんは末期。
戸籍年齢87才、実年齢89才では、選択肢なんかあるのか?とも思うのだが、医師の述べる所見を受けて、男性がどのように決断するのか。
私は、ただただ、それに従う。
それだけだ。
今は何ら、感慨も、感傷もない。
私は、とても疲れているらしい。
帰宅して、横になる。
しかし、時と共に、頭の痛みがジンジンと増してくる。
あ、これはダメだ。
もうスイッチが入ってる。
無関心でいるための、スイッチの切り方は知らない。
明日がどうなるのか。
明後日以降がどうなるのか。
そんなことを知りようもないが、ここは未来を信じて、流れに身を任せよう。
こうなったら、こうしよう。
ああなったら、ああしよう。
心の中でシミュレーションはしてみるが、シミュレーション通りになったためしは、ただの一度もない。
だいたいいつも、状況は明後日の方向から飛んでくる。
即時即応、即断即決でいくっきゃない。
どれだけ感謝されても、孤独だ。
どれだけ賞賛されても、関係ない。
やはり孤独だ。
賞賛の言葉を吐く智慧があるなら、あなたもおやりなさいと、思う。
ホラ、やっぱり孤独だ。
今はそれでいい。