今日は外来診療日だった。

 


昨日は、斜め上からの出来事で虚を突かれ、その対応でチョット心をすり減らし、ただでさえ「大変だなぁ」と思っていた今週が、もっと大変になることが確定したことで、さらに心身共にホゲェ〜となり、そんな大丈夫じゃないですよ状態の私に追い打ちをかけるように、男性の息子嫁より、明らかに情緒が不安定になっているLINE着弾。

 


寝られるわけ、ねぇじゃん!(@@;)

 


実際には浅い眠りと半覚醒状態の繰り返し。
夜半に「もうダメだ」とスマホに向かい、息子嫁に向け、LINEミサイルで要撃。
具体的には「あなたたちにできることは何もないんだから、何もしないでいいし、自分たちの生活を守ることを最優先してください。それがお父さんの願いであり、選択です」と言った内容。

 


ま、私が書くわけだから、その後がグダグダと長いんです!
打っている内に、もう全部ぶっちゃけちゃえ!って感じになって。
私のメンタルも、不安定だったという訳です。

 


今日の診療には、眠いし、疲れ切ってるしっていう状態で臨む。
男性の事と、それに伴う私の心身のストレスも報告。
そしたら、言われた。

 


共依存が強くなっていますよ!
心配です。
気をつけて下さい。

 

オーマイガ!ですよw

 

男性の事でナーバスになっている状態で、まさかの共依存イエローカード。
マイッタワァ〜。

 


確かに思い返してみると、「これは共依存以外の何ものでもない」と自覚させられる兆候が、幾つもある。
主治医が警告を発したのも、よくよく考えれば頷ける。
しかし、もうすでに、足を抜くにも抜けない状態。
良くも悪くも、これは期限付きの関係なので、忍耐しかないと考えることにした。

 


今までの経験から、共依存関係を防ぐ為の感覚は、身についているように思っていた。
例えば、最近、私に助言を求めてきた青年などは、そうした共依存関係にならないよう、距離をおいてる。
「これ以上は危ない」というラインを決めてある。
接していると、感じる。
この青年は、接し方を誤ると、全面的に私へ覆い被さってくるぞ、と。

 


しかし、高齢者である男性と、共依存関係になるとは、完全に想定外だった。

 


とは言え、どれだけ注意したところで、私の生活から他者との係わりを排除できるわけでもなく。
他者との係わりが多ければ多いほど、中には男性のようなケースだって、今後も発生し得る。
私もかねがね、できることならチームで、こうした問題に当たりたいと考えているんだが、今はどうにも、それが実現できそうにない。
男性のようなケースにたずさわる場合に、「これは必須だろう」と私が考える価値観に、誰にもついてきてはもらえない。
それを話せば「それは大切だ」、「それは必要だ」と賛同はしてくれるが、行動はしてもらえない。

 


ならば、私に負荷がかかることになろうとも、こうした限定的な共依存関係は、今のところは不可避な場合もあるんだと、帰る道々、思案していた。
今は、そのように自分を納得させておこう。
また時が来れば、じっくり思索できる時もくるだろうと、この問題は棚上げ!

 


それよりも、目の前の人生だ。

 


今日も病室を訪れる。
男性のベッドの上でのたたずまい、醸し出している空気、声の響き、話の内容などの全てに、今までに感じたことのない違和感を覚える。
男性はしきりに、自分の幼かった頃の話をしたがる。
そうした想い出が、昨夕からドンドン湧き上がってきているらしい。
そんな溢れかえる想い出の中で、多幸感を覚えているようだ。

 


あぁ、そうか。
昨日は、何だかんだとあったけど、知らない間に、すっかり準備はできちゃったんだな。

 


明日、夕刻の退院が本決まりになる。
血液検査の結果は思わしいものではなかったが、男性が「たっての願い」と帰宅を希望したそうだ。

 

あぁ、そうですか。
なるほど、なるほど。
それでは、男性の意向に沿いましょう。

 

 


今まで、男性との会話や面会は、私の中に深い疲れを覚えさせた。
何か重いものを、たくさん、お土産にいただいていた感じだ。

 

今日は違った。
全く違った。
私の中の疲労を、全部、置いて帰ることができた。
私の方が元気になっていた。

 


なるほど、こういうものなんだなぁと、過去の経験も重ね合わせ、思い至ることの多い一日だった。