私は過去において、長らく、肉体の痛覚とか疲労感とか、肉体が発するSOSの類を、故意に意識から遮断して仕事を行い続けるという一種の修行方法のような、苦行、荒行ともいえる事を、継続して行っていました。
方法は簡単です。
苦しんでいるのは身体であって、私じゃない。
そう、自分に言い聞かせるんです。
そうした仕事のやり方を、期間にすれば、十年以上、続けました。


その代償として、精神のバランスを欠くことになりました。
精神的なバランスを、自力で維持できなくなったのです。
そりゃそうですよね。
SOSを伝える神経伝達物質を越える、ドーパミンのような神経伝達物質を、故意に大量生成させていたわけですからね。
人間っちゅうのは、こんなトンデモなこともできちゃうんですね!
まぁ、我が事ながらビックリですわw

またそうした蛮行が、おそらくは脳機能にも、物理的な損傷を与えたのではと感じています。
現在、1日12時間以上の睡眠を要するのは(だいたい13~15時間)、そうして損傷した脳機能を修復するために、脳の活動を抑える必要があるからなのではと、感じています。
およそ5~7時間の睡眠で、頭の疲れはとれて、一旦は覚醒しかかるのです。
しかし、激しい睡魔が私を睡眠に引き戻し、その後の数時間、浅い睡眠が続きます。
この一連の睡眠の質も、ここ一年で、本当に良くなりました。
以前は眠るのが、本当に辛かったですからねぇ。


また、医学的な裏付けがあるわけではありませんが、自分で、脳の特定の部位に違和感を覚えています。
ここ数ヶ月前からは、右脳の前頭葉部全体がジンジンするように感じています。
それが少しずつ、前の方から治まりつつあります。
本当に少しずつ、まさに薄皮を一枚ずつ剥ぐようにして。


この現象には、睡眠だけではなく、正しい姿勢での発声法、呼吸法も、深く関係しているように感じています。
正しい発声と呼吸ができている時、違和感を覚えている脳の部位を、一種の快感のようなものがゾクゾクっと走るのを覚えます。
それが、もの凄く気持ちが良いのです!
あぁ、また良くなっていく!
そういう実感を伴う感覚です。


私はこうした経験を通じて、思うのです。
私の頭のフューズが、ある時、飛んじゃったんだなぁ~って。
神経の保護回路が、グッチャグチャになっちゃったんだろうなって。
十年以上かけて、ジックリ、念には念を入れて壊したので、治すにもそれなりに時間がかかっているんだろうなって。


それがやっと、自分でも回復を実感できるところまできました。
その副産物と言うわけではないのでしょうが、幼い頃から悩まされ続けてきたトラウマも、本格的に克服できたようです。
一ヶ月ほど前から、全く寂しいと思わなくなりました。
全く不安を覚えなくなりました。
私としては、壊してしまったフューズが回復しつつある事よりも、トラウマを克服できたことの方が、よほど嬉しいですね。
これで、やっと、自分らしく生きられるのですから。

ここまでは上出来な人生と言えるなと、自分では思っています。