お義母さんが亡くなった。
娘である妻に添い寝され、亡くなった。
暖かい陽光が降り注ぐ、午後のことだった。
幸少なき人生だった。
精神的にも肉体的にも、大病に次ぐ大病。
その最晩年の四年間を、私は一緒に生活させていただいた。
私の人生、なんもエエ事がなかったわぁ。
そう呟いたお義母さんに、
だったら、これから楽しい人生にしましょうよ、お義母さん。
と、リビングで語らった事を想い出す。
その語らいの通りに、お義母さんの最期は、誰もがうらやむ姿だった。
お義母さんは、私の願いを幾つも体現してくれた存在だった。
何事が我が身に起こっても、ぶれずに真っ直ぐ生きられるのは、お義母さんとの日々があったからだ。
あれから、あっという間の五年間。
お義母さん、ありがとう!
お義母さんのおかげで、私はこの五年間、脇目も振らず頑張り抜く事ができました。
そして、お義母さんと出会わせてくれた妻や、全ての縁に感謝したい。
本当に有難い。
私ほどの幸せ者は、なかなかいない。
その事を思うと、無上の喜びが、私を包む。