まったく始末に悪いのは、臆病者だ!
臆病者は、自分が臆病者である自覚を持つこと自体に臆病だ。
だから決して、自ら臆病者だと自覚することはない。
臆病者は、いつも臆病で心が震えているからだろうか。
幾度、痛い目を見ても、決してそこから何かを学ぶということができない。
大切な事が、常に心からこぼれ落ちているようだ。
だが臆病者は、自らが臆病であることを糊塗する事には長けている。
臆病者ほど、尊大ぶり、美辞麗句を並び立て、実像以上の立派な姿に見せようと腐心する。
しかし、自分の正体を知る者の前には、決して一人では現れない。
適当な屁理屈を捏ねあげ、スルリっと逃げて行く。
だから、臆病者はいつまでも臆病者であり続ける。
あり続ける程に、更に臆病になっていく。
まことに始末に負えないのは、臆病者である。
臆病者なんて、大嫌いだ!