なんかもう、やみくもに書いてるなぁ…
自分の中の何かを、自分でも分かりたい、知りたい。
その一心で、湧き出すままに、言葉を綴ってる。
まるで書く事が、アイデンティティであるかのようだ。
書けるものなら、泣き言の一つも書きたい。
流せるなら、悔し涙の一滴でも流してみたい。
でも、ダメなんだ。
どうしてもダメなんだ。
もうここまで強気に人生を突き進んできて、今更、泣き言なんて、どんなに探しても、どこにもないんだ。
そりゃ、寂しいよ。
特に私には、残りの人生を、お互いに老け込むまで添い遂げたい女性がいる。
そうしようと約束しているし、彼女自身も、もう私なしの人生など考えられないとまで言ってくれている。
でもだ、彼女には彼女のあまりにも深すぎる問題と、それでも生き抜いていく上で欠かせない覚悟を固める為に、敢えて私との距離をとって、一人で苦しんでいる。
必ず帰って来るから、信じて待っていてと言われている。
そんな健気な彼女の事を思うと、寂しいから、などと言う私の弱さ故の感情で、彼女の挑戦の邪魔をしたくない。
否、彼女が帰ってきた時に、私の姿で落胆させたくない。
確かにこの人で間違いがないと、確信を持ってもらえる私でありたい。
だいたいだ、15年前に、肥溜めの底のような世界で生きている彼女を、その世界から引っ張り出したのは、私だ。
もうその時には、何があろうとも、あの世界から引っ張り出した私の責任は、どんな事があろうとも最後まで果たさなければならないと、覚悟を決めた。
まさかその彼女と、今後の人生を一緒に生きようなどと約束する事になるとは、その時には全く想像だにしていなかった。
とまれ、私は自分の言葉に嘘はつきたくない。
自分を裏切りたくない。
欺きたくない。
一旦、口にしたからには、撤回などあり得ない。
決して聖人君子な私ではないけれども、覚悟を持って発した言葉には、全てをかけて責任を持つ。
だからなのだ。
愚痴などを吐けないのは。
どんなに苦しくても、どんなに孤独感を感じても、たとえジタバタとする事になっても、どうしても愚痴だけは吐けない。
一片の悔いだって残すようなマネはできない。
その為に、私は私が信じたこの一本道を、どこまても歩む。
苦しければ苦しいほど、ただ愚直に歩む。
さらにさらに愚直に歩む。
私にできる事は、ただそれだけ。
それが、私らしくあるという事に他ならない。