「まじめ半分」(half-serious) は「冗談半分」(half-joking) でもあります

 
  『英文ライティングセミナー』を日本IBMで行うようになってから二十数年にもなってしまいました。この辺で、セミナーでの「脱線話」や、授業中に考えた「奇想・妄想」をご披露することも、ひょっとすると読者諸氏の英語アレルギーの緩和、ストレスの解消、閉塞状態からの脱出、活力の増強、野生への回帰、創造性の発揮、生産性の向上、明るい職場、ひいては世界の平和に役立つのでは!と思った次第です。目標は大きく、することは細かく、ほんとは私のボケ防止も捨てがたい目的です。
 コラムの大多数はセミナーの実況中継の趣(おもむき)です。英語は単なる話のきっかけ、というものもあります。耳寄りな話、耳障りな話、耳の痛い話、耳っちい話、といろいろですが、少しの時間耳を貸していただけたら幸いです。
 内容は英語に関する目の薬、目から鱗(うろこ)となるものを目指しますが、中には目の毒、目に余る話があるかも知れません。目の肥えた読者諸氏が目を光らせて、お目付け役をしてくださるようお願いします。
 理想的な読者像は「こんな口幅ったいことをよく口にするもんだ、よっぽど口軽(くちがる)で口任(くちまか)せなんだァ」と著者を見下しつつ、何となく気がかりで先を読まずにはいられない、そして多少は心当たりがあっても決してエキサイトしない人たちです。
  では、始めましょう。第1話は『お湯を沸かす』です。
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