一年半弦を交換せず、

低音弦が少々錆たものの

普通に練習できてた…


という、

『普通でない状況』の中、


最近突然起こるようになった

奇妙な現象とは…



何だかギターの音が                

ビリついてる?


今、私は、

左手の脱力の練習にも

力を入れている。


だから、脱力し過ぎると、

ビビリ音が出ることはある。


それにしては、

今日のビビリ音は、

多いような…


と、ある日気がついた。


どこがビビるのか

調べてみると…


3弦の2フレット、

『ラ』の音が

ビリついてるのよ…


しっかり押弦しても

ビリビリ〜って鳴る😱



ガーン!!


これって…

もしかして、

ひょっとして❓❗



ネックが反ると、

音がビビるというけれど…


ソレなのか???




私は、以前から、

まるで、日本昔話の

『ふるやんもり』の如く、


『ネック反り』

というものを怖れていた。



因みに、 

『ふるやんもり』のお話とは

コレよ↓



ふるやんもり

古い民家に忍び込んだ

馬泥棒と、通りかかった

トラ狼が、

その家のじいさん、ばあさん

の会話を盗み聞きする。


世の中で一番怖いものは、

トラ狼よりも、

『ふるやんもり』だ!!

と話している…


ひどく、

『ふるやんもり』というもの

を怖れているようだ…


それは、どんな化け物か?

泥棒もトラ狼も、

怖ろしくなり…


(以下省略)


🎵🎵🎵🎵🎵🎵



…こういうお話ね。


『ネック反り』という言葉

を聞くたびに、こんな風に


「怖い!!🙀」

と思う私なのであった…




『ネック反り』とは、

2種類あって…


【その①順反り

ネックが、弦に引っ張られて、

弦の方に反る『順反り』は、

弦高が高くなる。


【その②逆反り

ネックが、湿度で膨張して?

反対方向に反る『逆反り』は

弦高が低くなって

1フレット、2フレット辺り

が、ビビりだす。



『ネック反り』というものは

直すことはできるそうだが、

大変だよな…と思っていた。



  ビビリはネック反り?


私は、普段から、ネックに

負担がかからぬよう、

気をつけているつもりだ。


ギターは、弾いた後は必ず、

ハードケースに準じる

気密性の高いケースにしまう。


床の上にベタッと寝かせて

置いたり、

床の上に、側面を立てて

置いたり…


それはダメだと知っている。


だから、ケースにしまい、

ネックを上にして、

縦に立て掛けている。


そして、


練習後の弦は、

『緩めない派』


最初のギターの頃は、

張りっ放しでは弦にダメージ

がある?と、思え、

練習後は、弦を緩めていた。


が、そのうち、


ギター本体にとっては、

逆に、負担になる、

というのを読んだりして…


いつの間にか、

緩めるのを忘れ、

『緩めない派』

に属してしまってる。


いちいち、弦を、

緩めたり引っ張ったり…

と、弦に刺激を与えず、


そっとしておく方が、


弦には優しいのかも?

と思えたりは、する…



そして、


湿気、室温に関しては…


気になったので、


実は、

一昨年の冬かな?


『実験』をしている。


外の気温と、外の湿度に、

ギター本体、ギターの内部は

どれくらいの影響を

受けるものなのか、


ギター内部、ホールの中に

小型の温湿度計を入れて、

調べてみた。


毎日、練習前と、練習後に、

室内の温度、湿度と

ギター内部の温度と湿度を

記録した。


念入りに、

部屋の床と、

座ってギターを弾く時の

ギターのホールの高さ、


この2か所でも、

温度と湿度を調べてみた。


床は、冷たくて、

湿気が溜まるのだが、


床から50cm以上になると、

温度も湿度も変わる。


結局、


椅子に座って弾く場合、

練習前と練習後の、

ギター内部の湿度は、

ほとんど変わらなかった。


(ギター内部の温度は、

練習後、少し上がった!)


つまり…


部屋の湿度や気温が

下がっても、


ケースにしまっておけば、


ギター内部は、

部屋の湿度や気温に、

影響されず、

ちょうどいい温度や湿度が

保たれている。


室内での練習中に、

ギターを抱え上げているなら

ギターの内部には、ほとんど

外気は影響を与えていない。


ここまで調べた人は、

余りいないだろうと思う。



私が住んでいるのは、

南の方なので、冬場でも、

暖房を程よく使う程度なら

神経質になる必要は無い。


ということがわかった。



このように、

一応、気をつけてはいるので


『ネック反り』

が起きる理由は無い。

と思われる。



一度は、😱になった私だが、

落ち着いて、冷静になって

よく調べてみた。



  ビビリの正体はコレ


ひょっとして?


その真下の、

錆びてる4弦のせい?


4弦を押さえたままで、

『ラ』を鳴らしてみた。


そしたら、


ビビりが消えた!!


ビビリが止まった

ということは…


これはもう、完ぺき、

『ネック反り』では無い!笑い泣き


疑いは晴れた!!


本当にホッとした。



3弦の『ラ』のビビリを

引き起こしたのは、

4弦だったのよ。


3弦『ラ』のすぐ下にある

4弦は、

私が赤錆を目印に弾いていた

『ミ』の弦。


ビビリの『ラ』と

赤錆の『ミ』は、

お隣の弦上にいる

真横のお隣さん同士だ。


不思議よね…


赤錆の弦は、

元気そうな顔して鳴ってた。


だけど、


もう限界が来てたのかな?


お隣の赤錆弦の限界を、


その真横の音がビビることで

教えてくれた…



弦と弦は、

ハモリ合って、

音楽になるけど、


一方の弦の不調も

教えてくれるなんて…


周波数の為せるワザ…


錆びによって、

周波数が変わった?


もしかして…


4弦は切れかけていた?びっくり


それを、

教えてくれたのだろうか…


演奏中に弦が突然切れる…

ということがあるわけだけど


もしかして、その予兆を、

隣の弦が、微かなビビリ音で

教えてくれたりするかも??


私は、この、

弦と弦の作用に、

何だかとても感動した。


弦と弦の間に存在する『愛』

を感じたというのかな?


まるで、

弦たちが、生きていて、

コミュニケーションしてる

みたいじゃない?


弦と弦の相互作用…


弦と弦は、

響き合ったり、

助け合ったり…


不思議な周波数の世界…


これが、

私が重い腰を上げて、

遂に弦交換をした理由です。


弦交換に関しては、

また次に書きますね😊