『ギター・エチュード』

の本を開き、


ファースト・レパートリー

にしたい!!と、

その本の2番目の曲、


『カルッリのエチュード

ト長調Op.241-5』を指した時


先生に、


「ああ、いい曲ですよ~

今、十分に弾ける曲ですよ」


と言われた。


同時に、


1番目の曲、

『ソルのエチュードOp.31-1

ハ長調』


を指し、

これもいい曲ですよ~と、

弾いて下さった。


その曲も知っていて、

いい曲だとは思っていたが、


カルッリの曲に魅了されてた

その時の私には、


アルペジオの伴奏が付いてる

わけでもなく、

のっぺりとした、平面的な

メロディーに思え、

魅力はイマイチに思えてた。



ところが…



先生に奏でられたその曲は、

私が想像していた音楽とは、

まるで違っていたびっくり



一つ一つの粒立ちした音…

(こんな表現、 合ってる?

  私には、そう感じた…)



一つ一つの音が、


あるべき場所に、


あるべき姿で、


整然と配置されていく…



その様子は、まるで、


宇宙に浮かぶ、

個性豊かな惑星や、星々が、


燦然たる輝きを放ちながら、

一定の法則に従って配置され

ていくのを見ているようで、


その一音一音を聴きながら、


その、余りの美しさ✨✨と

緊張感に、呼吸することが

できなかった。



まさに

『息を呑む』であった。


私は、この先生の演奏を、

今、目の前で、直に、

生で聴いている…


感動で胸がいっぱいになり、

涙が溢れそうになった。


先生がその最後の音を

引き終えるやいなや、

堪えきれずに言った。


「ああ~綺麗!!!✨✨

涙が出ました…」


先生は、とても嬉しそうに

笑顔になった。



「だって先生!!

生ですよ!!

動画じゃなくて、目の前で、

生で聴けたんですよ~!!」


興奮しまくってる私。



今まで、

カルカッシ教本の曲を、

弾いて下さったことはある。


けれど、

こうやって、

『曲』らしい曲を…


(あ、『エチュード」だ😅)



私が『曲と感じるもの』を

そうやって、目の前で弾いて

下さったのは、それが、

初めてだった。


(カルカッシ先生、

  日頃お世話になりながら、

  すみませんデス…m(_ _)m )



先生は言われた。


「これが綺麗だとわかる

ということは、

そのように弾ける、

ということですよ」


「はい!  必ず、

そのように弾けるように

なります!!!」


私は、先生に、

そして、自分の心に、

固く誓ったのでした!!



というわけで、


それは、私の大きな

『感動体験』となった。


かくして、


『ファーストレパートリー』

と同時に、

『セカンドレパートリー』

は決まっていた。



夜空に浮かぶ、

惑星や宝石のような星々…


そんな、『立体的な宇宙』

を感じさせるような、

涙が出るような音、音楽を、

奏でたい…



それが✨夢✨である。


が、


しっかし…


この曲は、難しい…

ヒェ~…


何が難しいか…


それについて、

次に書きたいと思います❗️