しばらくお休みいただきますが、ブログは更新したいと思いますので、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
今日は「グルーミング障害」について。
私も実は最近までこの名前は知りませんでしたが、今、20代から60代の女性で悩んでいる方が増えてきているというので、記事にしたいと思います。
まずは皆さんもチェックしてみてください。
1.皮膚の吹き出物、ニキビ、ざらざら、髪の長さや太さが気になっていじる
2.イライラすると皮膚を掻いてしまったり、髪の毛やまつげ、眉毛をぬいたりしてしまう。
3.2の行動を暇な時もしてしまう。
4.2.3のような行動を一日一時間はしてしまう。
5.抜毛や、皮膚を掻いたりする行動を我慢できない。
6.自分で抜毛したところが薄くなったり、掻いた後に傷やかさぶたが絶えない。
これらの行動は「皮膚掻きむしり症」や、「抜毛症」などとよばれます。
この二つはおおきなカテゴリーでは「グルーミング障害」と呼ばれ、放っておくとどんどんエスカレートしていき、また、同時に発症してしまうケースも多いそうです。そして、その患者数は女性のほうが多いそうです。
でも、暇なとき、ニキビをいじってしまったり、髪の毛を触ったりしてしまうことってだれにでもありますよね?
問題は皮膚を掻いたり、髪や眉毛を抜くという行動が生活に支障をきたしているかです。
「一日中何も手につかず、ニキビを触ってしまう。」
「仕事中、髪を抜きたくて仕方がない」
「髪を抜いたあとの薄くなったりしてしまった箇所を、人に見られたくなくて外出を控える」
など、自分の生活リズムが「掻きたい」「毛を抜きたい」という衝動に支配されてしまっている方は今すぐ皮膚科、または精神科の受診をお勧めします。
なぜ精神科かと申しますと、この障害の背景にはストレスが大きく関係しているからです。
仕事や家庭のことで思い通りにならない不満、欲求不満、緊張、怒りなどの不快な感情、疲労がたまってしまった心の状態と、肌がざらざらしている、ニキビができた、髪がまとまらない、傷やかさぶたがあるといった肉体の状態が重なったときに、心のストレスが引き金となって「掻きたい」「むしりたい」という行動をしまいます。
そうすると、一時的な安堵感、満足感、開放感が得られるからです。
そして症状が進行すると、うつ病にもなりえますので、自分でおかしいな?と感じたら、専門医を受診することをお勧めします。