ラーロット、そろそろ戸外へ出そうかな。増やし方もお見せします。 | ちいさいおうちのちいさい庭 アジアンハーブと少しの野菜を育てる

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食べることが好きで料理好きですが、決して料理上手ではありません。
自宅の狭庭でハーブ、小さな野菜、バラなどを育てています。

 いつも葉っぱの名前を出すときに、何て呼ぼうか迷います。このラーロットを知ったのはタイ料理でミアンカムというのを習った時です。もちろんタイ語ではチャプルーとかバイチャプルーというのですが、一番好きなのは牛肉のラーロット巻きというベトナム料理なので、ラーロット(ロットの葉)という呼び名で良いかな。知人に「そんな名前聞いたことない、日本語で何というの?」と聞かれるのでハイゴショウ(這い胡椒)というと、ますます??な状態になりますね。胡椒のお仲間なのは間違いないです。

 外では越冬しないので、毎年室内で3株ぐらい保管するのですが、ほとんど成長はありません。もともとヒョロヒョロしたのを選んで室内に取り込んだので、今年になって長い茎を土に埋めました。夏の間はどんどん這うように伸びて行き、そこから根を出し手増えるのです。なので、室内でも増えないか試してみました。(鉢がボロボロでお目汚しすみません)

 茎の節の部分をUピンで別な鉢に軽く止めて土を少しだけかけて放置していたら、元の株も埋めた新株もゆっくり成長してきました。元株は成長している先端があるほうを埋められてしまったのですから、どうなるやらと心配でしたが分岐点からさっさと新しい芽を出して伸びて行きました。

 ラーロットは時に猛暑から秋にかけて根元から這うような茎を出し手成長しますので(うちの場合ですが)、食べきれないくらいになります。大きくなり過ぎて室内にも入れられませんので選ばれた株だけ縮小して保管することになります。いきなり外に出すと葉焼けもしますし春はゆっくり成長するので、もりもり食べるには時間がかかりますがそれはそれで楽しい過程です。

 茎の途中から根を出させるのは確実な増やし方ですが、もちろん水挿しでも根はでます。これは根気のある方向きですね。タデほど早くは根が出ませんので。

 

 こちらは昨年の11月の様子です。切り詰めた3株で越冬して、2プランター分になり、プランター外の地面にまで根を出していました。半日陰ぐらいで大丈夫です。

 

 呼び名がいろいろあるので探しにくいとは思いますが、ここ数年は園芸店の店頭でも見かけますので、お好きな方はぜひ自家栽培で!育てやすいのでタイ、ベトナム好きにはお薦めのハーブ(というよりは野菜)です。