ロシアのポテサラ、オリビエサラダ。 | ちいさいおうちのちいさい庭 アジアンハーブと少しの野菜を育てる

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食べることが好きで料理好きですが、決して料理上手ではありません。
自宅の狭庭でハーブ、小さな野菜、バラなどを育てています。

 ちょっと前にツイッターで話題になったことですが、子連れのお母さんがスーパーでお惣菜のポテトサラダを手に取ったら、見知らぬお爺さんに「母親だったらポテサラぐらい作ったらどうだ」と言ったとか何とか、、、。
 私は最初「母親だったら・・」云々という言い方にカチンと来て、子守しながらご飯の支度をするのがどんなに大変なのか、他人が言うことか?と怒ったのです。そもそも共働きだったら母親って言い方はあんまりです。同居人だって食事の支度はしなきゃいけないでしょ。それと、ポテトサラダってとても手がかかりますし、あと一品というときのおかずには気楽に作れないのに、「ぐらい」って何事か?と怒りました。

 ロシアでオリビエサラダ(サラダオリビエ)ですが、世界中で同じようなポテトサラダがあり、オリビエサラダと呼ぶ国もあればロシアンサラダと呼んでいるところもあります。オリビエシェフの名前がついていますが、本当のレシピは残っていないようです。

 私はこのオリビエサラダが大好きで、人が集まるときに必ず作ります。日常のおかずにするには手間がかかるので、食べたくなった時には多めに作って小分けして3日ぐら続けて食べます(笑)。ロシアでも新年のお祝いとかクリスマスに作られるようで、このマヨネーズでポテトや野菜を和えて作るサラダのバリエーションがたくさんあります。

 パコさんのおうちのポテトサラダはどっか他の家のとは違うし、とても美味しいと言われます。何人ものロシア人(と周辺国の方)に教わったので、母が作ったのや、他の家でごちそうになるのとは違うかもしれません。

作り方は簡単ですが、めんどくさいです。ジャガイモとニンジンを皮付きのまま茹でて、茹で終わってから皮をむいて角切りにします。ロシア人はこの切り方にかなりこだわっていて、7mmぐらいという方もいます。要するに材料の大きさをそろえるのです。その他、キュウリのピクルス(甘くないもの)、茹でた鶏肉、茹で卵などを角切りにします。グリーンピースも用意します。あれば、パセリとかディルをみじん切りにして加えます。これをマヨネーズで和えますが、お好みでマスタードを加えたりサワークリームを加えたりして好きな味にします。鶏肉も、なくても良いですしソーセージに変えても良いと思います。秋のサラダと称してリンゴの角切りを入れたり、豪華に牛タンを入れたり何でもありですが、問題は切り方!

ピクルスや鶏肉は下に沈んでいます。マヨネーズを加えてやさしく混ぜ合わせます。

 

塩・胡椒で味を調えて出来上がり。個別に分けるときはセルクルで円筒形に盛るのもよく見かけます。パーティーだったら大皿へ!トッピングで豪華にするのもアリです。

 イランの方に教わったこともあるのですが、イラン人の家庭ではジャガイモをつぶしてました(どのうちもそのようなのかはわかりません)。多くのロシア人はエッジが見えてないとだめです!それからグリーンピースですが、家の近くで手に入るのは圧倒的に冷凍なので、私はそれを茹でて使っていたのですが、ロシア人に言わせると「冷凍のは固い」とのこと。柔らかい缶詰のものがお薦めだそうです。缶詰は業スーとか成城石井にあります。瓶詰めはモルドバ産のものがあります。こういうのを使うと、ロシアに行った気分になるかも。マヨネーズはリアルマヨネーズが良いと思います。どう違うのか言えないのですが、日本のマヨネーズはロシアのとはちょっと違う味です。

 いつも言うことですが、これらは私の体験や感じ方ですので、いろんなお味や内容があるのが幸せの元。これを作ると他のおかずは簡単にしないと、夕飯が間に合いません。

 

これが成城石井にあったイタリア製のグリーンピース。成城石井の子会社が輸入しているようなので、他の店にはないかも。

ロシア製はビクトリアショップでも買えます。他、下にご紹介してるモルドバとかウクライナのだったら、このサラダに合うでしょう。