函館に来たらぜひ訪ねたいと思っていた、トラピスチヌ修道院

ここは函館の観光スポットとなっています。

 

一般にも建物は公開されていて、観光バスも立ち寄るようなところです。

よく聞く、トラピスト修道院は男子修道院、そして・・・トラピスチヌ

修道院は女子修道院です。

 

厳律シトー会はカトリックの修道院の中でも、戒律が一番厳しいところで

男子修道院の方は一部見学が許されているところもありますが、予約を

した上で、しかも立ち入ることのできるのは男子のみ、女子禁制となって

います。(令和の現在も)

 

私がここに来たいと思った理由は、若い頃の叔母が10年間、修道女として

トラピスチヌに在籍していたから。

 

ここは、入ったら、死ぬまで(隠世修道者)として、神に自分を与え尽く

して愛のうちに絶え間なく神に向かっていく人になるという修行を積む場所

なので、世俗にまみれた私は、どんなところなのか,観てみたいという

好奇心もありました。

 

 

 

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入り口には慈しみの聖母マリアの像が微笑んで出迎えてくれます。

 

 

 

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この修道院での生活は世俗にまみれた一般人には(私)理解し難い

ものです。

 

 

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叔母がどんな生活を送っていたのかは、本人の口から一度も聞いたことが

なかったので、

隣りにある売店で購入したパンフレットに、修道女たちの一日の

タイムスケジュールや様々な祈りの生活が写真になっていますので

そちらで知るしかもはやありません。

 

 

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毎日3:30起床、

朝食、昼食、夕食

のほかは祈り、読書、午前と午後に課せられた仕事もあります。

就寝7:45

 

土日も休日ではありません。

 

 

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中庭にあるルルドの泉

少女ベルナデットがひざまずいて聖母マリアに教えを請うて

います。

 

 

(ルルドの奇跡について注釈)

1858年2月11日、ピレネーの山麓にあるルルドにて少女ベルナデットの

前に神秘的な女性が現れました。

この女性は5ヶ月の間ベルナデットの前に現れ続けました。

この女性は奇蹟を起こします。

跪くベルナデットを見た少女らが回心したり、ある人は動かなくなった

指をルルドの泉に浸すと動いたり……。周りの人々は、この女性は聖母

ではないかと噂し始めました。そしてこの噂はジャーナリズムでも取り

上げられ、フランス中で広まりました。

そして今でも、ルルドには傷病者の聖地とされております。

 

 

 

10年前に亡くなった叔母(父の姉、写真右端の女性)がなぜ修道女生活

にピリオドをうったのかは、もはや知っている人は一人もおりません。

 

戻ってきた叔母はそれから生涯独身を貫き、沈黙を守ったので

神を探し求める生活はきれいに完結を迎えたのではないかと

思うのです。