本日より、2019年秋、こまつ座で上演された
「日の浦姫物語」の配信が、U-NEXT により
始まりました!
今日から5年間!配信されているそうなので
お時間のある方、ご興味のある方は、
是非 ご覧になってくださいね
何処からともなく説教聖が三味線弾きの女を連れてやって来た。
語り出したのは、数奇な宿命を背負った一人の姫の物語。
時は平安、奥州・岩城国の米田庄、主を失った葬式の最中、双子の兄妹、稲若と日の浦姫が仲睦まじく戯れている。無邪気にはしゃぐその声には禁じられた香りがたちこめていた。二人に訪れるたった一度の過ちが永遠の別れへと導くのを知らずに...
日の浦姫に清廉さと妖艶さを兼ね備えて観客を魅了する朝海ひかる、
稲若に若手演技派として注目を集める平埜生成、
説教聖に井上作品に欠かせないこまつ座の辻萬長、
三味線弾きの女にその存在感で舞台を席巻する女優・毬谷友子を迎え、たかお鷹ら文学座の俳優たちも集結。
上演から 3年半経った今、
このお芝居の奥深さに改めて考えさせられている自分に驚きます。
井上ひさしさんという劇作家の脳内は
いったいどんな事になっていたのだろうと。
私が演じた三味線弾きの女は、劇中で後2役演じる事になっていて、計3役をやる事になっています。
三味線弾きの女
この世の最も底辺、最下層の女。神さえも見捨て
名前すら与えてもらえない女。
月小夜
何故ここまで。。というような神からの試練の連続を生きてきた主人公の日の浦姫を、決定的な地獄につき落とす女。
でも、その最大の地獄の先にあったのは。。
帝の姉
この世の最も高いところ。最高層で生きる女。
でも、この女性がやっていることは。。
よくもこんなに難しい役を演じさせて頂けたものだと、
感謝と共に、今頃 ビビっております。
演出の鵜山仁さんを始め文学座の面々が
見事なチームワークで私たち4人を支えて下さり
また、ともすれば 救いようのないこの重いテーマを
鵜山さんの演出が たくさん救って下さり
ラストシーンは、鵜山さんならではの解釈となり
光を感じる事ができました。
本当に自分の人生にとっても 絶対に忘れられない
舞台となりました。
2023年2月15日より5年間
配信プラットフォーム:U-NEXT(有料)
是非 ご覧になってくださいね。