「教訓を忘れたとき、歴史は繰り返す。」




あの日 。

 

 

阪神 淡路大震災から28年経ちました。


あの日。


私は、まさに その大阪にいました。


NHK銀河ドラマの収録が始まるため。


前日は、ドラマのモデルである 宮川大助・花子さんのお宅にお邪魔し


いろいろなお話を聞かせて頂いていました。


帰りがけの道で夜空に浮かんでいた満月が


あまりにも大きく美しくて、ゾッとした事が


忘れられない。


地震は朝方 突然やって来ました。


大阪のホテルの高層階にいました。


真っ暗闇の中、例えて言うなら、


自分はお盆の上に置かれた小さな豆粒になって


左右に大きく転がらされているような


感覚でした。


洗面所でガラスのコップが割れる音。


机の上に置いた重い荷物までが飛ばされて床に落ちる


音。


とにかく暗闇の中で、音だけが聞こえていました。


「終わったな。」って思いました。


もうどうすることも出来ないから


覚悟を決めて 頭からシーツを被り


じっと揺れが収まるのを待つ事しか出来なかった。


何分経ったのだろう。


ホテルで何かアナウンスが流れたけど


何も耳に入らなかった。


しばらくしてテレビをつけた。


突然スタジオに呼ばれ これから何をするのか


何もわからない風のアナウンサーが


写っていた。


ニュースの内容も時間の経過と共に


どんどん深刻な内容に変わって行った。


突然飛び込んで来る 衝撃的な映像を


アナウンサーと共に突然見る衝撃の時間が続いた。


倒壊した生田神社の映像に、アナウンサーが思わず


2度見してしまい、


そしてしばらく言葉が出なくなったりしていた。


もうどうする事も出来ない 


人間なんて自然の前では 本当にちっぽけな存在である事を


嫌というほど 思い知らされる時間が過ぎました。




今日、Twitterで その時のニュースを時系列にまとめ


動画にしてあったので 貼りました。


これを、あのアナウンサーと共に オンタイムで見た


1人の人間として


改めて この言葉の重みを感じます。





「教訓を忘れたとき、歴史は繰り返す。」





最後に一つだけ


言葉を付け加えさせてください。





戦争もです。