我が家の玄関には、SEMPEの絵が飾ってあります。
SEMPEは、絵の中に独特のユーモアや、
ちょっとしたストーリーや、
時に風刺が組み込まれていて。
でも、とても心が暖かくなる美しい絵を
たくさん描いています。
私が飾っているのは これ！
これ、とても大きな絵なのですが、
20年以上前、ドラマのロケで長期滞在していた大阪の
とあるギャラリーで見つけて
どうしてもほしくて
大変な思いをして
東京まで担いで持って帰りました。
コンサートホールいっぱいの観客の拍手を浴びた指揮者が、
「いや、自分よりピアニストに」
ピアニストは、
「いえいえ、第一バイオリンさんへ拍手を」
という感じで、
最終的には、1番後ろの隅っこで
小さな鐘を叩いていた奏者が
全ての拍手を受け取っている。
というストーリーです。
今日、偶然 Twitterでこの画像を見て
この絵を紹介したくなりました。
マーラー第６番でハンマーが振り下ろされる部分です。去年秋のルクセンブルク・フィルの公演での打楽器奏者ベンヤミン・シェーファーさんの演奏 pic.twitter.com/i8Yst765so
— Masayuki Tsuda (@MasayukiTsuda2) 2023年1月10日
舞台に限った事ではないと思うのですが、
何かを皆で作る時、
誰一人かけてはならなくて、
皆が皆を尊重しあって、
そして、誰もが同じ熱量になった時 
ここ大事
素晴らしい何かが生まれる。
これ、忘れてはいけないなあ と
この絵を見ると いつも思います。