こまつ座「日の浦姫物語」の舞台が、無事に終わり
 
ちょうど1週間たちました。
 
劇場まで足をお運びくださった皆様
 
応援をしてくださった皆様
 
本当に本当にありがとうございました!!!
 
 
とにかく。とにかく。o(;△;)o
 
山形の大千秋楽9月28日までは
 
どんなことがあっても 何があっても 絶対に絶対に途中降板することなく
 
この舞台を務め上げたい。
 
その思いだけで8月のお稽古から始まった2ヶ月でした。
 
いざとなったら、台車に乗ってでも舞台に出る覚悟でした。
 
 
8月のお稽古中はずっと微熱が続き、それがどこから来ているのかわからない不安も、いっぱいありました。
 
保冷剤を頭に乗せて麦わらぼうしをかぶり、お稽古場に通っていました。w
 
稽古中も含め何回か、「もしかしたら、もう無理かな。」と思う時がありました。
 
 
 (  ゚ ▽ ゚ ;)
 
 
それでも何でも。。。
 
自分が今、ここに存在する意味だとか、
 
昨年末の事故で奇跡的に命を助けてくださった「何か」に感謝だとか、
 
すべてを終えて喜んでいる自分を想像しながら、実態のない不安に押しつぶされそうな自分に
 
「全部大丈夫。全部大丈夫」と、呪文のように唱えながらw 言い聞かせたり。。。
 
 
とにかく 乗り越えることができました!!o(;△;)oすべてに感謝!
 
 
 
怪我のこと、自分がいつ立てなくなってしまうか 歩けなくなってしまうかわからない恐怖 不安
 
そんな「恐怖」「不安」という 目に見えないものと戦い続ける日々から解放されて
 
最終日の山形公演ではカーテンコールから衣装部屋に帰ってきても 
 
しばらく涙が溢れて止まらなくて自分でも驚きました。
 
 
 
もし今、目に見えない恐怖や不安に押しつぶされそうになって
 
苦しい日々を送っている方がいたら
 
心からエールを送りたいです。
 
実態のないものと戦うことは、とても苦しいけれど、
 
人間だから。。
 
恐怖や不安が、すぐに自分の心を侵食していっぱいになってしまう事もあるけれど、
 
恐怖や不安にどっぷり浸かってしまうと、また新たな恐怖や不安を呼び込んでしまうから。
 
どうか、乗り越えて前より少し強くなっている自分を想像して
 
一刻も早く、それらを払拭してください!!
 
フレーフレー ヘ(゚∀゚*)ノ 
 
 
 
 
 
 
 
 
(・・;) 
 
そんな理由で、ブログも結局 舞台稽古から更新できず 本当に申し訳ありませんでした。
 
この1週間は 乗り越えてホッとしたのか 身体も脳みそも、ほとんど動いてくれず ( ̄TT ̄)   
 
でも、大丈夫です!(想定内のガタガタです。w)
 
 
この1ヶ月の写真を一気に。。。ヽ(゚◇゚ )ノ  スミマセン
 
これは、初日の日の楽屋の私
 
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お芝居は、こんな感じでした。これは、冒頭の場面。
 
手前に三味線が置いてあります。 三味線、重かったけれど、日に日に いろいろなことができるようになり
 
楽しかったです。
 
 
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( 写真はシアターテイメントNEWS より )
 
 
 
 
3時間の芝居、ほぼ出ずっぱりで、裏でホッと休憩できる時間は、トータルで5分くらいという
 
トライアスロンのように 大変な舞台でしたが
 
とてもとても幸せでした。
 
ありがとうございました。
 
 
 
これは、山形公演前日のリハーサル前
 
主人公の「魚名太郎」が、18年間過ごしたという魚の形をした岩のセットに乗せてもらい
 
海藻を食べる私。w (裏でスタッフさんがお魚まで泳がせてくれました)
 
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。。もう、あと1日!ここまで来れたのだから、あすは無事に舞台を務め上げることができるだろう 。。
 
という確信が心の中にやっと生まれて、
 
初めて! スマホで写真をとったりするという「心の余裕」ができた時の写真です。ヽ(゜▽、゜)ノ   
 
魚名太郎は「魚が運ぶ海藻で命を養われている男」という設定で、真似してみました。w
 
 
 
今回の舞台、美術が本当に素晴らしかったです。
 
照明との相乗効果で 本当に美しく、遊び心のセンスも秀逸で。
 
大好きでした。
 
 
 
 
 
日の浦姫物語の話は、演じるほどに、「井上ひさし」という稀有な劇作家の
 
膨大な知識とスケールを知り
 
驚くことが多かったです。
 
主役の日の浦姫を演じたコムちゃんとは 宝塚の先輩後輩であったりもしたのですが、
 
本当に芯のある、飾らない、素敵な女優さんでした。
 
千秋楽近くになって、2人の場面では、「スミレの花咲く頃」に続き「ベルばら」まで歌ったりしてしまいました。
 
コムちゃんは、ベルばらを歌い出した私に、アドリブで「なぜ、2曲も歌うのです。」とか
 
「なぜ、中途半端に歌うのです。」なんて言ったりして。。。
 
 
楽しかった。
 
 
演出の鵜山さんが
 
「これだけ文学座がたくさん出てるのに、この宝塚色はなんなんだ。」と、笑っていました。
 
本当にこのお芝居に参加できて幸せでした。
 
ありがとうございました。
 
 
山形で舞台が終了し、米沢駅までのマイクロバスの中で
 
みんなでやった「しりとり」最高でした!
 
(しりとりなのですが、「エロスの香りがする」というオプションつきのしりとりです。w )
 
楽しかったな。  :*:・( ̄∀ ̄)・:*::
 
 
皆、チームワーク良くて 優しくて、仲良くて。
 
皆と、本当は、もっと話したり遊んだり飲みに行ったりしたかったけれど
 
自分の体のことを最優先にするあまり、あまりにも毎日に余裕がなくて
 
皆と楽しく笑いあったのは、このバスの中だけだったかもしれないけれど
 
でも本当に、素敵な座組でした。 みんな、ありがとう。
 
 
 
 
 
 
劇場に行く前に、マルと記念写真を撮る日が多かったです。
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私、ヨレヨレ。マル、寂しそう。
 
マル、お留守番を本当に本当に頑張ってくれました。
 
世界一です。
 
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