姐さんは、時々不思議な夢を見ることは、このブログにも何回か書いているのですが。

 

それは。

 

天国にいる人たちが 天国で今何してるかを伝えに来てくれるような、

 

普段見る夢とは全く違う空気感で。

 

いつも「はっ」となって目覚めてしまう夢なのだけれど。

 

昨夜は、久しぶりに蜷川さんが登場してくださいました。

 

どこかの体育館のような薄暗い稽古場で。

 

休憩時間が終わって稽古場に戻ると 何か、稽古場の空気に緊張感があって。

 

皆で作っていた輪の中に戻って ふと隣を見たら蜷川さんが座ってた。

 

『あ!また会えた!』って夢を見ながら眠ってる私は 驚きと嬉しさでいっぱいになり。

 

「今度、舞台をやるので見に来てください。」って言ったら

 

なんか、生きている時は見たことないようなリラックスした声で

 

「あ、俺ね。その日、野球大会があるんだよ。」って 言ってらした。w

 

 

 

 

今朝。。

 

演出家で、翻訳家の青井陽治さんが亡くなられたことを知った。

 

宝塚を退団して2本目の舞台。

 

歌ばっかり歌っていて、3行以上の台詞なんて喋ったことがなかった当時の私を、

 

ニールサイモンの自叙伝的戯曲「ブライトンビーチ回顧録」で

 

主人公のお姉さん、ブロードウェイ女優に憧れるノーラの役に抜擢してくださったのは

 

青井さんだった。

 

歌が一切ないストレートプレイ(しかも、長台詞があった。)は

 

怖くて怖くて 何かのインタビューで

 

「武器を持たずに戦場に行く気分です。」と答えていた。

 

・・・しばらくたって、この芝居の戯曲をたまたま本屋で見かけ

 

自分が恐ろしい挑戦だと怯えていたその長台詞のページを見たら

 

長台詞でも何でもなかった。え。これだけ?って。2ページ半くらい?

 

 

その次は ブロードウェイ・ミュージカル「ビッグリバー」で

 

真田広之さん演じるハックの恋人 メアリージェーンに抜擢してくださった。

 

ブロードウェイミュージカルに骨の髄まで心酔していた当時の私にとって

 

毎日が夢のようだった。

 

 

そのあと、後にも先にも1回きり。つちのこのようになってしまったw 

 

PARCO劇場で野田秀樹さんと朗読した「ラブ・レターズ」。

 

「ジャックブレルは今日もパリに生きて歌っている」というミュージカルでは

 

青井さんの訳詞で たくさんのジャックブレルの名曲を歌った。

 

 

 

 

・・・今、こうして書いていても、本当に 全部!!

 

私にとっては、ついこの間のことなんだよ。

 

思うのです。。

 

人生って 走り抜けるように あっという間に 終わってしまう。

 

自分が生きている間に出会う すべての人々と影響を与え合いながら・・・

 

それは、自分が考えているより

 

全く あっという間のことで あっという間にすべては思い出に変わっていく。

 

流れ星

 

 

 

 

水木しげる先生・画

 

 

 

ぽってりフラワー

 

 

また一人、共に生きた演劇の士が 天国へ旅立ってしまった。

 

青井さん。本当にありがとうございました。

 

こんなに早く、お別れの日が訪れるなんて 夢にも思っていませんでした。

 

青井さんが教えてくれた、そして日本に持ってきてくれた

 

当時の活気溢れる ニューヨークの演劇の数々。

 

興奮しました。

 

あの頃の出会いがなければ、今の私の人生はなかったと思います。

 

本当に ありがとう。

 

安らかに。

 

 

 

今、私たちが生かされていることには意味があって、

 

生きられなかった方達の分まで

 

残された者は、この世で小さくても何かを発信し

 

共に同じ時代を生きる人たちに何か影響を与え続けること。

 

そう思います。

 

私も、その時が訪れるまで 頑張ろうと思います。

 

 

 

 

青井さん。

また、良き時代の楽しいミュージカルを やりましょう! 天国で!ふんわり風船ハート

 

 

 

 

 

 

ここからは、宣伝です。ニコ

 

昨日より絶賛 発売中。ピンクハート まだチケットあります。

 

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