荒木経惟さんが  95年に撮ってくれた私。


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昨日、ギャラリーでお会いするなり  この写真の載っている  本を私にくれた。



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びっくりした。嬉しかった。

この本は、「セルフ PHOTO集」だそうだ。

1963年からの40年間、荒木さんが撮り続けた膨大な写真の中から 自分で選び作った写真集だそうだ。

分厚くて、大きな本。

その、1995年の最初のページに 私がいた。


この時のことを覚えてる。

当時は、ヌードとか全盛の頃で、荒木さんの写真も過激なものが たくさん出ていて。

雑誌社から、「ACTRESS」というカラーグラビアを撮るシリーズで。

荒木さんから私に出て欲しい って依頼が来た。

。。きっと、脱がされちゃうのかな。 どんなことが起きるのかな。

でも、スタジオでは、荒木さんは ドレスの肩を1cmでも下げろ とか

一切 言わなかった。

昨日、その話をしたら。

「だって、骨を撮ってるんだもの。」という言葉が返ってきた。


そうなんだ。 骨。 目に見えないもの。核 を撮っている。

「マリヤ様でしょ。もうこれで十分でしょ。」って。

右のページは3分割されていた。

その中には、松田聖子さんもいた。

有名でもない 私を、私の知らないところで、

荒木さんは、こんなに大きくページを割いて 残してくださっていた。


なんだか。本当に。

ものすごく 勇気をもらった。

「私はもう、刹那的に生きたいの。死んだ後に、誰か知らない人に、ありがとう って言ってもらえれば

それでいいの。」と言う私に

「せつないねえ。」と、ちょこっと 駄洒落を飛ばした後 w

「生きているうちに、みんなから いいって言ってもらわなきゃ だめだよ。

つまんないよ。」って 言われた。



荒木さんとの お話は、まだまだ 続きそうです!

では。