3.11から5年が経過した。

5年前の今頃。

何もかもが、当たり前の日常だった。

なんにも起こらない 平凡な毎日に、私は寝そべっていた。

この2~3時間後に起きることを、 知らなかった。

誰も、知らなかった。




そして、すべてが変わった。



 CNNがドローンで撮影した、現在の福島の町の映像


伸び放題の枯れ草に覆われた、誰かが大切に育てていた植物の為の温室。

学生たちの笑い声が聞こえていたはずの無人の駅。

「隣の晩ごはん」に出てきたような、ずっと幸せだったはずの住宅。

何もかもがそのままで、人間だけがいなくなってるんだ。




避難生活を送る方たちは、まだ17万人以上。

未だに行方不明の方たちは、2561人。

震災後の体調悪化や自殺による震災関連死は3407人(復興庁まとめ、昨年9月末時点)。

そして、仮設住宅に独り暮らしで、誰にもみとられず亡くなった方たちは

202人(警察庁まとめ、昨年末時点)。


人間だけではなくて、

犬も猫も、たくさんの動物も 植物も 海も。




今、思う。

当たり前で、平凡な日常 というのが

どれだけ、かけがえのない幸せなことだったのかって。


それでも、私たちは、この丸い地球の上で 生きていくんだ。

前を向いて、これ以上 悲しいことが起きませんように。祈りながら。


今日は、やっぱり。

たくさんの この震災でお亡くなりになった方々。

そして、ご遺族の方々。

そして、今なお、突然奪われてしまった幸せの中

果敢に、前を向き 生きている方々のため

たくさん、祈ろうと思ってます。