「大丈夫じゃない」と思い切って言うのも勇気だ。 | 真里谷りょうオフィシャルブログ「Mariya's Cafe」Powered by Ameba

「大丈夫じゃない」と思い切って言うのも勇気だ。

気持ちも安定してきて、自分では元気になったつもりで、

実家を引き上げてウチに戻ってきた。

月曜日には病院にもいかなければいけないし、

ヒトに甘えすぎるのも良くないと思ったからだ。




でも、電車に乗って2~3駅くらい過ぎたあたりから

訳もなく、涙がスーっと流れ始めて止まらなくなった。

幸い、電車はガラ透きで、そのまま下を向いて

静かに気が済むまで泣くことができた。




ウチについたらまた、涙が止まらなくなった。

今度は理由がちゃんとあって、

部屋に洋服が散乱していて片付ける事を

考えたら何もかもが嫌になって泣けてきた。




でも、こんな時は「けせらせらで行きましょう」と

以前のバイト先の社員さんがくれた

メールの短い一言を思い出して、

『まっ、いいかぁ~』と思うことにしている。




そう思わないと死んでしまいたくなる病気にかかってしまってから、

もう何年経つかなぁ~?

でも、良い病院と医師に巡り合えて

病のピークは過ぎました。

微妙にウツっぽい、微妙に躁転、過眠過多、など、

時々、そうした事はついて回りますけれど。





でも、病気になったからこそ、

分かるようになった弱者の気持ちとか、

私が今まで嫌いだった言葉で

「経験した人にしかこの気持ちは分からない」の

本当の意味が分かるようになったりと、

対人面においてはプラスになる事が多かったのでは

ないかと思っています。




なんだか、いつも心の病については

ぼんやりとしか、表現していないですが、

それは、私が医療従事者ではないからです。

また、患者当事者でありながらまだまだ勉強不足だからです。

こうした病気はケースバイケースの事も多いですし、

めまぐるしく変わる社会背景とも密接している部分も

多いので、正直、私にはまだまだ語れる資格がないのです。




だから、ただ今は自分の病状や

ふさぎ込んでいる時の気分、

その時、どんな対処を取ったかなどを

綴るに留めています。

ネットTVなどに呼ばれて患者として出演する時も

もちろん予備知識として自分の病気の特徴や

有効な薬などについて勉強はして行きますが、

そういったコメントは基本的に一切しません。

病気になって何が苦しかったとか、

病院に初めて行った時の医師とのやりとりとか、

そして必ず「私の場合」という枕言葉も忘れません。

心の病はそれだけデリケートで、

同じ病名でも十人十色のケースがあり、

死にもつながりやすいのが心の病の特徴ですから。





『今日もまりやりょうはアホなことをブログに書きながらも

何とか生きているようだ、じゃあ自分もアホでも何でもいいから

明日もコイツのブログを覗いてやるか』みたく

思ってくれたら一番、うれしいです。




と、ブログをつけているうちに本当に元気になってきました。

大うつ真っ只中の方はこんな単純に行かない事は

自分の経験上分かっています。

でも、ピークを越せば必ず元の自分に会える日がやって来ます。

もちろん専門の医療機関に行って適切な

治療を受ける事が大前提ですよ。

これだけは気休めではなく本当です。

これも自分の経験上分かっている事です。


焦らないで、寝込んでたっていいじゃまりやせんか。ねっLOVE