※ このお話はドラマ「ランチの女王」の登場人物による創作で、基本的にはR18の描写を含みます。
この先を読む方は上記に同意したものといたしますのでご了承ください。
勇二郎と純三郎はホッとした顔をし、
「よし。じゃぁ初めは光四郎。次は俺で、最後に純三郎だ。」
と勇二郎が宣言すると、
なつみは不思議そうに、
「なんで勇二郎さん、純三郎くん、の順番なんですか?」
と聞く。
勇二郎も純三郎も言いにくそうに顔を見合わせていると、光四郎がカラッとした口調で、
「純兄のモノが1番大きいんだよ。俺のも勇兄のも多分普通よりは大きめだけど、純兄のは通常時が既に日本人サイズじゃないからね。きっと慣れてからの方がいいと思うよ。」
と言い放つ。
なつみが赤面して硬直している横で純三郎も恥ずかしそうにしている。
「ま、まぁ、そういうことだ。あとは…結婚と子供のことだな。」
勇二郎が仕切り直すように言う。
結婚?子ども?
話がどんどん進んでいくことに驚きを隠せないなつみだが、勇二郎は気にすることなく、
「俺たちは全員、自分の子どもが欲しいと思っている。麦田さんは…どうだ?」
「え?あ、はい。子どもは欲しいなぁとは思いますが…?」
なつみは思考が追いついていない様子だ。
「じゃぁ、俺たちの子どもを産んでもらいたい。それも順番を決めてある。俺、純、光の順番だ。これは年齢の順だな。俺はもう33歳だから。」
なつみは目を白黒させ、話が飲み込めないでいる。
勇二郎さん、純三郎くん、光四郎くんの子供を産む?
私が?
産んで育てられる?
親の記憶がない私に?
どうやって?
そんな考えがループし、思考がその先へ進まない。
まぁ落ち着け、と勇二郎がなつみをそっと抱きしめる。
「今すぐじゃなくていいんだ。麦田さんはまだ若いし、子どもはピンと来ないかもしれない。あんたが欲しいと思うタイミングで良いんだ。ただ、その時が来たら1番に俺の子どもを産んでくれ。その時は皆で愛情かけて育てよう。」
勇二郎は愛おしそうになつみの髪にそっとキスをする。