こちらの記事はときめきメモリアルに登場するキャラクターたちがどうして魅力的か「女性目線で」語ってゆくものです。
17歳の頃にプレイし始めて現在33歳の私、先日また軽率に卒業して入学したのできらめき高校193年生となったわけですが、キャラクター警察が絶滅した(であろう)今、独断と偏見で彼女たちの魅力を徒然なるままに語っていくゥウウッッ!!
さ、今回は「如月未緒」いってみましょう!
おい誰だ、印象薄いとか言った奴。(ガチギレ)
彼女こそ、「文系キャラクター=内気」の歴史を覆した伝説の女子(女史)なるぞ!!
文学を好み、物静かな場所を好む如月さん。
いかにも文学少女らしく心優しい彼女。
物語の世界を好み、言葉遣いも仕草も美しい…そしてその透き通る美しい声は群を抜いて心に響く。
物静かで知的で当然テストの出来もいいのですが、その上優等生にありがちな「嫌味」がない本当に清らかな如月さん。
そんな彼女のクリアー条件はかなり易しく、パラメータで言えば文系130以上、容姿が100以上もあれば完璧です。
誕生日プレゼントも詩集や小説などの、いかにも彼女らしいものを選べば好感度急上昇間違いなし!
所謂内気なタイプの彼女ですが…
彼女の「内気」の理由、今回はそこに焦点をあてましょう。
如月さんは所謂虚弱体質で、ふとした場面でめまいを起こしてふらついてしまいます。
デートではカラオケやゲーセンなどのうるさい場所は苦手だし、体育祭など論外です!💦
これって「単純に物静かな性格だからうるさい場所が苦手」というだけではないんです。
私は10代の頃ひどい片頭痛持ちで、めまいこそはありませんでしたが、それがいつ発生してもおかしくない状況でした…
ゲーセン大好きのアーケードゲーマーでしたが、店内のタバコの匂いでひどい頭痛が起きたり、画面を見ていられるのは休憩を取りながら1時間が限界。
当時の彼(今の主人)には、かなり迷惑をかけた覚えがあります。
…そう、どうしたって「迷惑」をかけてしまうのです。
だから一緒に出掛けられる場所は自然と制限がかかるし、どんなに体調を整えても突発性の片頭痛ならまるで意味がない。
自分の努力では何ともならず、上手く付き合うしかなかった…
だからこそ如月さんのこの気持ち、とてもわかるなあ。
自分が虚弱体質だとまだ主人公くんに理解してもらえていないこの状況、本当に無理をしてでも全力で「遠慮したくなる」。
最高の天気に恵まれた海デートだって、体力がない上に常にめまいを起こす自分と一緒では主人公くんが楽しめない。
そう思うからこそ、如月さんはふたりきりのデートにも関わらずこう言ってしまうのです。
因みに、如月さんは前回の虹野さんと仲良し設定です!
でもこれでますます納得ですね…同じ女子で、虹野さんほどの心の広さや気遣いの細やかさを持つ女子なら、自分の体調のことを打ち明けても「面倒くさがらない」。
男女関わらず、誰と仲良くするにもまず「自分の体調を分かってくれる人」でなければならない。
折角一緒にいる時間を自分のせいで台無しにしたくない…如月さんのセリフや交友関係から、こういう思いが組み取れます。
(また、虹野さんだからこそ如月さんを心から理解して寄り添える…お互いとても素敵な関係ですね!✨)
こういうのって女子同士だからこそ疎まれる場面が多いというか、「あの子の体調不良アピールいい加減うざい」と言われがち…おそらく如月さんはそういうことも経験して、告白シーンでは「私は友達も少なくて」と言っているんですよね。
主人公くんの前に、まず虹野さんと出会ってくれていて本当に良かった…彼女の優しさの芽が潰えずに済んだ友人の存在よ💦
そう、如月さんは「内気」ではなくその優しさと賢さから「一歩引いた人」。
(本家の内気はこっちね!)
そもそも、彼女は物静かでこそあるけれど、意思表示ははっきりしているのです。
苦手な相手は悪☆即☆斬!!!
「内気」はただの周囲からの印象、厳密にいえば「優しいからこそ好きな相手に一歩引いてしまう人」なのです。
本の物語の世界に身を投じながらも、きちんと現実の現実を受け止める彼女は「めまいが☆彡ヨロッ☆彡主人公くん助けて☆彡」なんて展開は望みません。
彼に迷惑をかけないこと…恋愛以前にまずそれが、彼女の願い。
もし、私に人並の体力があったなら。
もし、私がもっと社交的なら。
もし、私が彼との恋愛物語のヒロインになれたら。
読書で培った想像力の翼を持った如月さんだからこそ、こういう思いが募って逆に辛かったのでは?
でも、彼に「理解されたい」なんて私のわがままでしかない。
賢い彼女は次の瞬間にそう悟ったことでしょう。
想像力の翼が文字通り「想像」のものでしかないと気付いた時どれだけ辛かったか…そして主人公くんからの言葉が、態度が、そんな彼女にとってどれだけ嬉しかったか。
だからこそ、彼女は遊園地デートで絶叫マシーンビビールに乗ってくれた。
私は元々絶叫マシーンが大の苦手ですが、そこに虚弱体質を掛け合わせた如月さんが乗るなんて本来なら絶対に有り得ません!💦
セリフに「やっぱり」とあるあたり、彼女は気絶することを自覚していたんです。
迷惑をかけるどころか下手をすればスタッフに抱えられて救護室案件…そのくらい、賢い彼女なら想定していたはず。
それでも乗りたかった、主人公くんと同じ時間を過ごしたかった…そして何より、これこそ「一歩引いていた彼女」が恋心で主人公くんに飛び込んできた証拠!
(仮にも、こんな如月さんを虹野さんが知ったらさぞかし驚くことでしょうね)
そんな如月さんの告白シーン…これは興味深い、彼女の実の演出として「終始目が合わない」。
彼女がいかに自分のコンプレックスと戦いながら思いを伝えてくれているかが伝わってきていい、とにかくいい!!!
こんな如月さん、抱きしめるしかない!!!
そしてこの如月さん、なんと眼鏡をはずしたEDもあるのです。
ただ!着目すべきは!!!眼鏡をはずした点もそうなんだけど!!!
彼女からすれば、まさに本の世界よりも素敵な世界の扉が開いた瞬間。
如月さん最大の魅力は「相手を思う心の清らかさ」…本当に、彼女のEDが心が洗われます♥
さて、次は誰を語ってみようかしら!