それはまさに、私の目には『衝撃』の映像だった――




12日、福岡RKB・今日感テレビの中で、


「ニュース特集:氷上のアスリート~福岡からバンクーバーへ~」が、


放送された。


開幕まで4ヶ月をきったバンクーバーオリンピック出場を目指す、


福岡の2人のフィギュアスケータ―を追った特集である。


取り上げられた2人は、中庭健介選手と、南里康晴選手。


それぞれの、最近の練習風景、コンディションの整え方、


そして短いインタビューをはさみながら、


先日行われた九州ブロック大会の様子を伝える特集だった。




中庭健介選手、27歳。現役日本男子最年長。


一昨年の日米対抗戦、サラバンドの衣装で4T-2Tの映像。


去年までは腰痛に苦しんでいたが、今年は肉体改造に取り組んでいる。


パーソナルトレーナーとのアスレティックマシーンを使ってのトレーニングと、中庭選手自身がインタビューに答える様子が流れる。


以前までの4回転の練習での体への負担を語り、今シーズンは練習がしっかりできているので、調子の波が減ってきたという。




そしてその前に伝えられた、南里康晴選手の近況。それが・・・


まず、ホームリンク・飯塚での様子が少し流れ、


シニア1年目の、懐かしいローレライの衣装で跳ぶ3A-2T、ステップ。


「今年は予期せぬスタートとなった」というナレーション、病院の診察室。


手術後、まだ継続しての治療が必要なことは耳にしていた。


主治医の先生に答えて、ジャンプでは痛みはないが、ステップでの違和感を伝えている。


3月に股関節の手術を受け、「本当に間に合うのか、不安だった」と語る。


「どこまで自分が回復するかわからないけれど、やれるだけのことはやりたい」と、落ち着いた口調で答えている。


そのインタビューにかぶせて流れる治療の映像が、心を抉る。。。


映像で見る限り、7~8センチ以上はある長い注射針を、腰に打つ。


右腰、そして左腰。


白い肌に、薬液なのか消毒液なのか、それとも血液なのか、赤茶色の染みが痛々しいが、淡々とした表情で治療を受けている…


そして、飯塚での練習風景に戻り、ジャンプの練習シーン、しかし転倒。


本格的な練習を再開したのは8月、手術での出遅れの後悔はしていない。


コーチの河野由美先生も、


「凄く前向きになりましたね。失敗しても前向きにコツコツとやる」と語る。




10月3日・4日、パピオアイスアリーナでおこなわれた、


中四国・九州フィギュアスケート選手権大会(ブロック大会)。


この試合の結果は選考に関係ないとはいえ、内容が問われる貴重な場。


初日、ショートプログラム。


南里君は、新プロ『ロンド・カプリチオーソ』を初披露した。


観客席には「おかえり」「祝復活!!」の応援グッズも見える。


バイオリンの調べに乗って、南里君らしい綺麗な身のこなしで滑り出す。


まずは3A、回りきったように見えたが、やや足りずに転倒。


シーンが変わって、バイオリンのスタッカートに合わせて力強く踏むSlSt。


昨シーズン前半の、好調だった南里君が戻ってきたように見える。


SP2位。「かなり緊張しました。スピン・ステップのレベルがしっかり取れたので、そういった部分を取りこぼさないように、その中でどれだけジャンプが落ち着いて跳べるか心がけて、明日は頑張りたい」。ひとつひとつ確認するように、しっかりとインタビューに答えていた。




大会最終日、フリースケーティング。


SP3位の中庭君は、新プロ『四季』で勝負に出た。


最初の4T、回りきったが着氷ではじかれて両手ハンドダウン。


2つ目のジャンプも4T+SEQに挑んだ。初めての挑戦だった。


試合後、「今回は4回転、頭(1つ目)失敗したけれど、迷わず2発目に取り組んでいけた気持ちの持ち方だけは次につながる」と、演技を振り返り、


「次は4回転2発決めて、帰ってきます」と、誓った。




SP2位、逆転も狙う南里君は、前年から引き続き『アランフェス協奏曲』。


最初のコンビネーションで踏切が合わずに、パンクして1Aになってしまう。


しかし意地を見せ、3A、決まった!復帰後初の、トリプルアクセル成功!


3Loも綺麗に決まったようで、キレのあるCiStも戻ってきた。


「自分の演技が戻ってきた。手ごたえを感じる納得の4分半だった」。


結果は、南里君が2位、中庭君は4位。課題の残る大会となった。


試合後南里君は、ファンの方から求められたサインに、


「帰ってきたぜ!!」と、力強く書き添えていた。いつもの照れた笑顔で…




「オリンピックの選考の舞台、全日本選手権まで残り2ヶ月。ここ、福岡からバンクーバーへの道を拓くためにも、ふたりのスケート人生を賭けたラストスパートが、始まる」。




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先週末、フィンランドの地で、見事復活優勝を遂げた、高橋大輔選手。


一足先に、中部選手権でハイレベルな戦いでしのぎを削った、


小塚崇彦選手、無良崇人選手。


もちろん、中四国・九州選手権で、1番高い所に立った、大上偉才選手。


先週末、近畿選手権で優勝を飾った、町田樹選手。


SPだけは時間の都合をつけて見に行った東京選手権で、


今シーズンを競技生活のラストと定め、精一杯進んでいる、柴田嶺選手。


そして今週末、フランスで初戦を迎える、織田信成選手。


錚々たる顔ぶれの男子シングル、オリンピック出場は3名。


中庭健介選手・南里康晴選手、九州男児『健・康』コンビが食い込むには、


全日本選手権で優勝、または3位以内で道が拓ける。


正直、とても厳しい戦いになるだろう。しかし…


最後まで希望を失わずに、自分が納得のいく演技を目指して、


辛さや痛みを乗り越えて、進んでいって欲しい。


ふたりだけではない。皆、みんな頑張れ!「氷上のアスリート」たちグー






ブーケ2編物教室ブーケ2


14日:清瀬教室 秋冬物バッグはまもなく完成カバンウェアも頑張りましょうチョキ


15日:新座教室 相変わらずの、スケート鑑賞教室雪の結晶


           今日はもちろん、フィンランディア杯・高橋大輔君音譜