「個人の気」を星で見える化する
いきなりですが、「気」ってなんでしょうか。
気が合う、気になる、気持ちがいい、気分がのらない、気配、陽気、雰囲気。
日本語には、「気」のつく言葉がたくさんあります。
バイブスとか、波長とか、ノリとか。まあ、そういったものです。
算命学では、生まれた年月日からその人が生まれ持った「気」を明らかにします。
気質、家系の因縁、人生のお役目、運勢のバイオリズムなど、いわゆる宿命と呼ばれるもの。そこから、性格や行動や適職や恋愛・結婚など、自分の手でコントロールできる運命を解き明かしていきます。
宿命も運命もすべて自分で決めてきているのですが、わたしたちは生まれるときにそのことをすっかり忘れてしまいます。
覚えていたら工夫のしがいもときめきも失ってしまうから、胸の奥深くにしまって普段は思い出しません。
宿命も運命もきれいさっぱり忘れて、この世を歩くのはなんとも頼りないものです。
だから、いろいろなことが絡まります。
占いに来てくださって、「どうしたいのかわからない」とおっしゃる方は少なくありません。そして、「どうすべきか?」とお聞きになります。
わたしは、「こうするべきです」とは申しません。
どうしたいのか、答えはご本人の内側にぜんぶそろっているからです。
なかには、あえて、いまは選ばないほうがいい方もいらっしゃいます。
そこで、本来はどんなモチベーションでご自分の気質を人生で発揮したいと思っているのか、生まれ持った素敵なところとお役目をしっかりお伝えします。
このとき重点的にお話しするのが、性格の星5つ+行動を表す星の3つ、合計8つの星の構成です。そうすると、わかるわかるとうなずく方がなんと多いことでしょう。
ああ、わたしの星の世界はそうだったって思い出すんですよね。
わたしと、あなたを知る
星の構成は十人十色。
自分を知るこの上ないツールです(星を出す技法を「陽占」といいます)。
「お誕生日が一緒ならみんな同じでしょ?」と思われるでしょうが、性別、きょうだい構成、生育環境などによって、
星をよりよく生かす手立ては大きく変化します。
そのため、算命学鑑定では家庭環境なども伺います。
算命学を学びはじめたとき、わたしはまさにわたしを知る自己への探求と分析の熱にかられていたのですが、
わたしを知ることは、「あなたを知ること」だと気がつきました。
8つの星から、その人が内包している気の世界が立体的に浮かび上がってきて、「自分の理解力だけでは判断できない、自分と異なる存在なんだ」と、強烈に腑に落ちるからです。
「なんでそうなの?」
「ふつう、そうはしないでしょ」
といった自分基準の押しつけが木っ端みじんになります。
同じものを見ても、見る角度や受け取り方は違う。
だって、異なる星の世界を持つ人だから。
「あなたとわたし」の間にきれいな境界線を引けるようになって、わたしの感性もいいけど、あなたの感性もいいねと言えるようになります。
いわゆる、他者性ですね。
ここで、「しょせん、わたしとは違う星の人だから」と、白か黒かでジャッジする他者化に陥ることがないように気をつけたいものです。
星の個性って、本当にさまざまです。
穏やかで人好きする気が全体から匂い立つ人がいれば、戦いこそわが人生といった戦闘力と我が突出している人もいます。
でも、どちらがいい悪いではありません。
算命学に「善悪」と「優劣」はありません。
それらの二極は人間が生み出したもので、自然界はまったくそんなことは与り知らないのです。そして、この世界に不必要な人はただの一人もいません。
算命学では、そう教えています。
必要があって「こちらへおいで」と自然界が呼んだので、あなたは8つの星を抱えてこの世に生まれてきました。すべてを忘れてやってきた勇敢な人。
あなたが好きなあの人も、ちょっぴり苦手なあの人も、なんだかミステリアスなあの人も、みんな一緒です。
なにかが絡まったら、ぜひ8つの星を知ってください。
きっと、ほどく糸口になると思います。