突然ですが不育症って知ってますか?
切迫流産って知ってますか?


Facebook経由で読んでくれてる方の中には知らないという方も少なくはないのではないでしょうか👀??

「不妊症」や「流産」は世間一般的にも馴染みがあるワードかもしれませんが、不育症や切迫流産って当事者や身の回りに経験者がいない限り案外知る機会があまりないかと思いますが、個人的にもっと世間にも知ってもらえたらいいなと思ってブログに書くことにしました✨


いきなりですが私は「不育症」も「切迫流産」もどちらも当事者の一人です!


ただ、自分自身このことを隠すつもりもないですし、自分が実体験を元に発信することで誰かの学びになればそれは嬉しいことだな、と思ってます😊


ただ、実際、本当にブログに書いてこうしてFacebookにシェアしていいものか、正直迷いました。

それは私がどうこう、というより読んでくれた人全てが参考になってくれればそれはとてもhappyだけど、一人でも読んでネガな気持ちにさせてしまったら嫌だな〜と思ってたので。。。

ただ最終的には自分の「発信したい」を優先させていただきました🙇‍♀️なので、出来る限りヘビーなテンションにならないように書きたいなと思います✍️是非、女性メンバーと一緒に働いてる方や当事者になりうる女性の方に読んでもらえたら嬉しいです🙇‍♀️




〜不育症について〜
まず不育症についてですが不育症とは「妊娠はするけど流産(化学流産を除く)・死産を繰り返し赤ちゃんを得られない状態」を示します。

妊娠に至らない「不妊症」とは異なり、妊娠自体はするけど、赤ちゃんが亡くなってしまうことが「不育症」です。

不妊症も不育症も、赤ちゃんを得られないって点では同じなのでどっちが辛いとかは全くもってないと思うけど、不育症が辛いのは世間にあんまり知られてないことや一度妊娠してるのでどうしても流産後に妊娠を知ってる人に悲しい報告を何度もしなければならないことが、辛さの一つかなと個人的には思ってます👀


一般的に流産は全体の15%で起こると言われてるので流産自体は決して珍しくありません。身の回りでも言わないだけで流産してしまった経験のある人は沢山いると思います。


ただ、この15%というのはあくまでも全体での数値であり、一般的に流産は年齢と共に確率は上がると言われてます。


👇参考「年齢別の流産が起こる確率」
20代           10%
30〜34歳 15%
35〜39歳 20%
40代           50%


私が初めて妊娠したのは2019年。
その頃、私は25歳。


そう、まさか自分が流産するなんて思いもしないわけですよ。まさか自分が10%に該当するなんて思いもしないし、身の回りの友達は圧倒的にデキ婚が多かったし、流産って余程の何かが起きない限り、そうそう起きないとことだと思ってたし(我ながら勉強不足でしたが、、、)



だから、初めて流産した時
それはそれは人生で一番か?ってくらい泣きました。
   

手術の精神的肉体的な痛み
そしてあれほど辛かったつわりがもう無いことがもはや寂しく、心の中にぽっかり穴が空いたような感覚。


でも前述した通り、本当の辛さは「報告」でした。どうしても仕事で働いてたり、営業職で会食があったりすると、安定期前に報告しないと仕事に支障が出てしまうから、初期の段階で妊娠してることを言う必要があるんですが、流産した場合、その流産報告も妊娠を知ってる方にしなきゃいけないんです。


これがまー、辛い!!!!!
言われる側も反応に困るだろうし、、、だから本当に流産報告には相当な勇気いるんです。



幸い、1人目の妊娠の後
またすぐに妊娠することが出来たので、最初の流産の時の傷は完全には消えないものの少しづつ薄れていきました。



けど私的に本当の地獄はこの2回目の妊娠の時でした。。。


2回目の妊娠では無事に心拍も確認出来て、週数的にも今回こそは流産する可能性は低いだろうとお医者さんも仰ってくれてました。(一般的に心拍確認後は流産する可能性が一気に下がります。)


けど私はまたも流産してしまいました。
しかも今回は手術ではなく自宅でのお別れで、これがまーかなり精神的にしんどくて


もうこれで完全に私の心は折れました。今だから言えるけども、当時はストレスで自分が自分じゃないくらい狂うほどの精神的ショックで追い込まれました。
 

度重なる妊娠〜流産、そしてそれに伴うストレス

いろんな要因が相まって、ホルモンバランスが崩壊し


結果、私は太りました、、、
とんでもなーーーく太りました😂

☝️半年で12kg増加の図(笑)すんごいよね〜〜。間違いなく人生最大級だった。その後過酷?なパーソナルトレーニングの成果もあって元に戻しました🏋️‍♀️




んで、辛かったのはここから。

妊娠してたことを知らない人には「うわー、めっちゃ太ったね〜ww」と言われまくり、妊娠だけが一人歩きして流産したことを知らない人からは「聞いたよ!おめでたなんだってね!!!」「妊娠してるんでしょー!!だんだんふっくらしてきたね!!」などと言われ(知らないから言ってくれてるだけで悪気はないことはわかってます🙇‍♀️ )


その度に「わたし妊娠してないよー!それ噂だよー!wwごめんね、太っただけなんだよね😂」なんて笑って誤魔化してましたw


それがつらくて、比例するように体重も大増加。もうどうにでもなれーー!って感じだった😂




前述したように20代の流産は10%


それが2回続く確率はわずか1%ほどしかないということで、私は不育症と医師から診断を受けます。
(一般的に3回流産したら不育症だと言われてますが20代が2回連続流産する確率は30代以上が3回流産する確率と匹敵するが故の診断とのことです)


👇参考

それでも前に進まなきゃ



って思って私は不育症の検査を受けます。

不妊症であれば自治体から補助金が降りるのですが(あくまでも私の住んでる地域の場合)まだまだ認知が浅い不育症の検査や治療は完全自己負担。

保険も効かないのでそれはまぁまぁな高額です。20代がポーイって払える金額ではなかったけど、私は前に進みたかったから検査を受けました。



結果、私は自分に甲状腺に異常があったことを知りました。しかも、そのこと、実は妊娠するよりも前から知ってたんですよね、、、、なんせ会社での健康診断で「甲状腺要経過観察」って出てたので、、、



けど、特に異常だとも思わず、自分も重く捉えてなくそのまま放置してました。



そしたらまさか
この甲状腺異常が不育症の原因だったんです。。。ほんとにびっくりしたし、何でちゃんと健康診断の結果を重く捉えなかったんだろうって後悔しました。



ただ、不育症って原因がわからないことがほとんどで、私は原因がわかったことで前に進めたし、次の妊娠の時にちゃんと対策をとることができたのは本当に恵まれてたなと思う。検査受けて本当によかった!!!




ということで不育症についてというより半分くらいは流産についてでしたが、まとめます。(まとまりなくてすみません😂)

今回ブログを見ていただいた方には是非下記をご参考いただけると嬉しいです🙇‍♀️✨



①本人から妊娠を口にしない限り「そいや妊娠したらしいね!」的なことは言わない方がベター
もしかしたらもしかすると、その子は既に流産してるかもしれません。その子にとって笑ってそれを誤魔化すのはマジで辛いです…!!


②むやみに妊娠のことを他言しない方がよき
あなたにだけ、あなただから妊娠してることを言ってるのかも…!!ですから、絶対にゴシップネタかのように周りに言いふらさないでください。

勿論、言わないと仕事の上で支障が出るケースはあると思います。その場合、必ず本人の了承を取るなど誰がどこまで知ってるのか互いに認識を合わせるようにした方が絶対絶対、いいと思います。(私の場合はここにすごーーく配慮してくれた人事の方が職場にいて、本当にとんでもなく救われました🙏)

でないと①のような事態が引き起こされ、当事者の精神が死にます。不育症かどうかに関わらず、妊娠報告ってとんでもなく勇気のいる行為なんです。


③何があっても女性に「太ったね」って言っちゃダメ
男にだったら言ってもいいのか?って言うとそうじゃないけども笑笑。ただ、女性には色々理由があって太ることをもっと知って欲しい!

なにも「飲み過ぎ食べ過ぎ運動不足」だけが原因で太るわけではありません。私みたいに妊娠流産を繰り返しホルモンバランスが崩れて太る人もいます。

だから、心なく無邪気に「太ったな〜〜」って言わないでほしいです、、、!

あと、もしかしたら妊娠とか関係なく、薬の影響で太っちゃう人もいます。だから本当にやめよう、人に太ったって言うのは


と、声を大にして言いたい!!笑笑



④不育症のことをよく知らずに余計なこと言わない方がベター
これはあくまでもベターだけど。
知識もなく、よく知りもしないで発言するのは相当危険だと思ってます。


例えば「働きすぎだから流産しやすいんじゃない?」とか「食生活見直したら?」とかね😂


原因がわかるまでは当事者が一番「自分に非があったんじゃなかろーか」と責めてるので、周りが追い討ちかけるように責めないでいただけると救われます🙏(流産のほとんどの原因は胎児側の染色体異常と言われてるにも関わらず、それでも流産した人はこれでもかとばかりに自分を責めまくってしまってます)


あとは良かれと思って「そういうの、よくあることみたいだね〜」とか言うのも避けるべき。フォローしてくれてるつもりで言ってくれてるのかもしれないし、たしかに一回の流産自体は確率論でいうと「よくあること」なのかもしれない。

けど、けど
流産を一度でもそれを経験した女性は「よくあること」という言葉では片付けられぬほどの一生消えないような傷を背負ってるかもしれない。

そして、中には私みたいに「よくあること」では片付かない不育症の人もいるかもしれない。

なのでよかれと思って「よくあること」ってフォローしても全くフォローにならずむしろ傷をエグるだけだったりするんです。


じゃあなんて声をかけてあげるのが正解なのか🤔
これは不育症の人に対してに限らず、流産してしまった女性に対しては


「そっか、辛かったね。」


これがベスト!だと、個人的には思っている。
それ以上は言わなくて大丈夫!!
無理に色々励ましたり原因追求しようとしなくていいのかなーと思います。


是非、今後そういう場面に遭遇した際の言葉選びの参考にしてください🙇‍♀️



⑤出産願望があるなら健康診断の結果は重く受け止めたほうがよき
これは当事者になり得る女性に対しての助言です。
毎年受ける健康診断で、血液検査に異常はないか?甲状腺に異常はないか?子宮に異常はないか?

会社で受ける健康診断結果を若いからって特に気にもせずそのままにしておいたら後々に後悔するかもしれない。少なくとも私は既に新卒の時に甲状腺異常は出てたのにそれを気にもしてなくて、いざ妊娠した時にそれが影響を出した時に「なんで気に留めなかったんだろう」と後悔しました。

あと健康診断じゃなくとも、普段から生理痛に違和感がある人(例えば痛み止め飲んでも効かないほど重いとか塊がでるとか)

産婦人科医に見てもらってて、異常ないことが分かってるならばいいけど「元々重い方なんだよね〜」程度で違和感持たず放置してたら実は子宮に異常あって不妊症不育症の要因になってた、なんてこともありえます。


まだ妊娠出産の予定がないとしても追々望んでるのであれば、早いうちから違和感は放置しないことをおすすめします。



伝えたいことはこんな感じですかね💁‍♀️「へー、知らなかった」「参考になった」と思った人が1人でもいたら良いなと思います😊✨




〜切迫流産について〜
ちょいと長くなってきたけど、分割して書くネタでもないからこのまま書き続けよう✍️笑笑

流産は前述した通り、
妊娠したのに何らかの原因によって赤ちゃんが亡くなってしまうことを意味します。

この「流産」という言葉の意味は結構殆どの人が知ってると思います。


では「切迫流産」って何か🤔
これは流産ではありません。


妊娠初期のお腹の張り・出血は流産の兆候と言われているのですが、この症状があるものの流産はしておらず、妊娠が継続していること(例えば赤ちゃんの心臓が動いてるとか)は「流産しかかってる状態」として「切迫流産」と呼ばれています。


つまり言葉に「流産」と含まれなるけど、切迫流産はまだ妊娠が継続してて流産はしてないんです。


ちなみに切迫流産の場合、回復には絶対安静が条件と言われています。


なので例えば職場のチームメンバーから「切迫流産の診断により絶対安静が必要となった為、しばらく会社を休みます」という申し出があっても「あぁ、赤ちゃん亡くなっちゃったんだ。。。」と思わないでください。同じく自分がお医者さんから「切迫流産ですね」と告げられてもまだ希望を捨てないでください。


切迫流産の診断の場合、赤ちゃんは生きてます…!!


勿論、切迫流産の診断を経てそのまま残念ながら流産してしまうケースもあります。わたしがこれまで流産してしまった子達はそのケースでした。


でも今回生まれてきた子の場合は、切迫流産診断を受けて2週間寝たきり安静の後、妊娠継続し今回無事に出産まで至りました。


なので切迫流産という診断時点では、妊娠継続するかしないか、まだどっちになるかわからないので、そのことを知ってもらえるといいなと思います🙇‍♀️
※ちなみに切迫早産も同じです。早産しそうな状態ってことでまだ産まれてません。

    


私は今回、切迫流産の診断を受けた時
初めてチームのメンバー全員に自分の症状を正直に話しました。

そしたらエンタメメンバー(私がいたチームのメンバー)を筆頭に、私に一切の仕事の心配をさせない程の神サポートをしてくれました。今でも思い出すと胸がきゅーっとなるのですが、一人一人が巻き取りなんて言葉では表せないほど死ぬほど助けてくれて、本当に何もしない2週間を作ってくれたんです。。。


私はチームのマネージャーだったので、どうしても2週間休むとなると、多少の仕事が発生する可能性があることはやや覚悟をしてました。寝ながらスマホでできる範囲内なら対応しよう、くらいに思ってました。


けどその必要が殆どないくらい、みんなが助けてくれまして、、、、今ここに愛娘がいるのは切迫流産の絶対安静中に支えてくれたチームのみなさんのおかげだと本当に思っています。


切迫流産の当事者はこのまま赤ちゃんとお別れになってしまうのではないかという不安に押しつぶされかけてます。そんな時に支えてくれる人がいるだけで希望の光が見えます。私は切迫流産の安静期間中、チームメンバーに救われました。同じように救われる人が1人でも増えたら働く女性がより働きやすくなると思って「切迫流産とはなんぞや」というのを綴らせていただきました😊参考になったら嬉しいです。




ということで長くなりましたが
不育症って何?切迫流産って何?についてでした! 

妊娠出産に関わることがない人にとって、何か一つでもこのブログをきっかけに学び繋がったのであれば今回書いた意味があったかなと思ってます!

ただ、前述した通り読んだ人全員が全員ポジな感情ではない可能性もあるかと思いますので、もしこのブログを読んで不愉快な思いにさせてしまった人が一人でもいたら申し訳ございません。。。



久々に長文書いてなんだかスッキリ!!!
おしまい💁‍♀️