韓国の公共放送KBS、民法MBCに訴訟…告発文をめぐり訂正報道を要求

MYDAILY 

写真=KBS
韓国放送公社のKBSが、地上波放送局のMBCを相手取って訂正報道の要求とともに、損害賠償金1億ウォン(約1,149万円)を請求する訴訟を提起した。


17日、KBSは「ソウル南部地裁にMBCと『探査企画ストレート』の制作陣を相手取って、訂正報道を要求し、損害賠償請求訴訟を提起した」と明らかにした。

KBSは「MBCが3月31日に放送した同番組の『独裁化する韓国 ー 公営放送と新報道指針』により、KBSの公共性および信頼性が深刻に侵害され、国会と労働組合などから非難されるなど、名誉が深刻に毀損された」と訴訟を提起した理由を説明した。


これをうけて同日、MBC政策協力局も公式コメントを通じて「KBSの内部告発者から正当に入手した資料を基にした報道に対する告発は、権力に支配されたKBSの現在の姿をそのまま表している」と反論した。

続けて「MBCは国民を主とした真の意味での公共放送として、今回の訴訟に堂々と対応する」とし「今回の訴訟を通じて、真実が明らかになるきっかけになるだろう」と付け加えた。

写真=MBC

KBSによると、MBCは当時「探査企画ストレート」を通じて、KBS掌握に関する秘密の文書を手に入れ、該当文書にはKBSの国民への謝罪、KBS本部労働組合中心の労営放送(労働組合が支配する公営放送の意味)断絶、右派人事を通じた組織掌握、KBS民営化などについて書かれており、該当文書を提供したKBSのスタッフが「高官の一部が業務参考用として共有している文書」という趣旨の発言をしたと報じた。


これをうけKBSは4月2日、記者会見を通じて、該当文書のソースは確認できず、KBSの経営陣や幹部に報告されたり、共有された事実もなく、該当文書の内容も事実無根だと明かし、法的措置を予告した。

KBSは「その後、明白な虚偽報道をしたMBCおよび『探査企画ストレート』の制作陣、該当文書を作成および配布した氏名不詳者などを相手取って、刑事措置を取る予定だ」と付け加えた。

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