ひまなこなべ

アイヌのむかしばなし

萱野 茂

どい かや



くまは

アイヌの神さまの化身


アイヌの人々は

くまを仕留めると

様々なご馳走を捧げます

そして

みんなで飲み食いして

踊ります


その中に、

素晴らしい踊り手がいました


神さまは

その踊り手の踊りが見たくて

何度も

くまとなって

会いに行きました


その踊り手は

小鍋の神さまで

日常使いの小鍋で

家のおかみさんが

良く手入れをする

でも、宴会の時は

暇だから、踊りを踊る


あー

だから

『ひまなこなべ』

ってタイトルなのね


おかみさんは小鍋を手入れする

神さまはくまになり

人々はくまを仕留めて

だんだん裕福になる

宴会をする

小鍋の神さまが踊る


おかみさんは小鍋を使ったら

磨く



物を大切にすることが

豊かな暮らしに結びついた

アイヌの神さま

って

ステキだわ




夏目漱石の作品読んだことある?

あるよ


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